車買い替えのつなぎはどうする?おすすめの車種も紹介
車を買い替える際、納車までのつなぎにはディーラーや買取業者が貸し出す代車やレンタカー、カーシェアリングを利用する方法があります。この記事では、買い替えるときのつなぎについて知りたい人に向けて、代車を用意できない場合の対策や注意点を解説します。
車を買い替えるときはつなぎが必要!
クルマを買い替える際の「つなぎ」とは、今のクルマを手放し、新しいクルマが納車されるまでの期間に、代車やレンタカー、カーシェアリングを利用することです。普段から通勤・通学や買い物、子どもの送迎などにクルマを利用している方にとって、納車されるまでの間につなぎのクルマがないと、日常生活に支障が出てしまうこともあります。
また、近年は部品不足や社会情勢の変化などによって、新しいクルマが納車されるまでに時間がかかる傾向があります。こうした背景から、納車までの移動手段を確保する、つなぎの準備が重要です。納車までの期間をストレスなく過ごすためにも、事前に具体的なつなぎの手段を検討しておきましょう。

車を買い替える際のつなぎで代車を用意できない場合はどうする?
クルマを買い替える際、多くの買取店やディーラーでは代車を貸してくれます。しかし、混んでいて代車を用意できなかったり、店によってはサービス自体を行っていなかったりする場合もあります。こうした事情で、つなぎ期間に代車を確保できない場合の対策は、主に以下の3つです。
- 今のクルマの引渡し時期を調整する
- 中古車を利用する
- レンタカーやカーリース(サブスク)、カーシェアリングを利用する
それぞれの対策について詳しく解説していきます。

今のクルマの引渡し時期を調整する
代車を確保できない場合、今乗っているクルマの引渡し時期を新しいクルマの納車日まで遅らせる方法があります。クルマを買い替える際は、買取が成立した当日に売買契約を結び、1週間以内に引渡しを行うのが一般的です。しかし、代車がない場合は買取店やディーラーに契約前に相談することで、引渡し時期を調整してもらえることがあります。
一方で注意したいのは、査定価格が変わる可能性があることです。査定価格が出た後、納車までクルマを使えば、その間に走行距離が増えたり、傷が付いたりするリスクもあるうえ、中古車(引渡すクルマ)の価値は時間がたつほど下がります。引渡し日をずらすとどのくらい価格が変わるのかも、事前に把握しておくとよいでしょう。
中古車を利用する
新しいクルマが納車されるまでに期間が空く場合は、つなぎとして中古車を購入するのも選択肢の1つです。中古車は、条件にこだわらなければ数十万円台で探せるうえ、借り物ではないので、制約がなく気楽に乗れます。
ただし、あまりにも安価なクルマは故障のリスクが高い可能性があるため、中古車選びは慎重に行わなければなりません。また、税金や諸経費、車検切れの場合はその費用がかかるほか、新しいクルマの納車後には買取に出す手間と費用がかかる点にも注意が必要です。
レンタカーやカーリース(サブスク)、カーシェアリングを利用する
つなぎ期間を乗り切るには、レンタカーやカーリース(サブスク)、カーシェアリングなどの活用が手軽な方法です。いずれもクルマを借りて乗るサービスで、それぞれ異なる特徴やメリットがあります。
レンタカーは数時間から数日間の利用が一般的で、借りた店舗と違う店舗へ返却する「乗り捨て」も可能です。カーリースは初期費用がかからず、月額料金に保険料や税金が含まれていることも多いため、コストが分かりやすいでしょう。カーシェアリングは、実店舗でやり取りをする必要がなく、予約が埋まっていなければフレキシブルに利用できるのが特徴です。料金設定は、車種によって異なり、実際に乗った距離や時間に応じて支払います。
どのサービスが向いているかは、つなぎ期間の長さやクルマに乗る頻度にもよります。家の近くにカーシェアリングのステーションがあったり、短距離や短時間の利用が多かったりする場合は、カーシェアリングがおすすめです。
車を買い替える際のつなぎに関する注意点
クルマを買い替える際のつなぎに関する注意点は、主に以下の3つです。
- 代車の利用条件・期間を事前に確認する
- 車検の期限や保険の手続きに注意する
- 引渡しと納車のタイミングをしっかり調整する
それぞれの注意点について、詳しく解説していきます。

代車の利用条件・期間を事前に確認する
ディーラーや買取業者によっては、無料で代車を貸してくれるサービスがあります。利用期間は2週間から1か月ほどが目安ですが、店舗によって異なる点に注意が必要です。また、台数に限りがあるため、時期によっては予約が埋まっていることもあります。サービス内容や費用、任意保険の有無、利用条件(走行距離制限や返却日など)は、契約前に必ず確認し、どうしても代車が使えない場合は、早めに代替手段を検討しておきましょう。
車検の期限や保険の手続きに注意する
つなぎ期間が長くなるほど、今のクルマの車検切れや任意保険の切り替えミスなど、見落としがちなリスクが増えます。特に車検が切れる直前に納車時期がずれ込むと、一時的にクルマが使えなくなったり、余分な出費が発生したりすることもあります。
また、保険に関しても、新しいクルマの納車と同時に保険の名義やクルマの情報を適切に入れ替えることが大切です。状況によっては補償が受けられなくなることもあるため、手続きのタイミングには注意しましょう。
引渡しと納車のタイミングをしっかり調整する
ディーラー(購入先)と買取業者が別の場合は、引渡しと納車のタイミングにずれが生じやすくなります。つなぎの期間をどうするかが後回しになってしまうと、突然クルマがなくなり、生活の足に困ってしまうこともあるので注意が必要です。
契約前から納車予定日を確認すると同時に、今のクルマの引渡しタイミングも交渉し調整しておくことで、つなぎ期間を短く抑え、ストレスの少ない買い替えができるでしょう。
よくある質問
クルマを買い替える際の納車までのつなぎに関してよくある質問は、主に以下の2つです。
- つなぎでカーシェアリングを使う場合のおすすめ車種は?
- つなぎでディーラーの代車を使う場合の注意点は?
それぞれの質問について、以下で詳しく回答します。

つなぎでカーシェアリングを使う場合のおすすめ車種は?
三井のカーシェアーズでつなぎに利用できるおすすめの車種は、トヨタの「ヤリス」と「ヴォクシー」です。ヤリスはコンパクトカーで小回りが利き、燃費性能も高いため、送り迎えや買い物といった日常使いに最適です。都市部でも運転しやすく、カーシェアリング初心者でも安心して利用できるでしょう。

一方、ヴォクシーはミニバンタイプで室内空間が広く、家族全員での移動やレジャーにも対応できます。荷物が多い方や、チャイルドシートを使う方にもピッタリの車種です。

また、普段乗らない高級車に乗ってみるのも一案です。憧れのクルマに乗って非日常を体験したり、複数の高級車を乗り比べたりといったことができるのは、カーシェアリングならではのメリットといえるでしょう。ライフスタイルや利用目的に応じて車種を選ぶことで、つなぎ期間でも快適なカーライフを送れます。
つなぎでディーラーの代車を使う場合の注意点は?
つなぎで代車を使う場合には、いくつかの注意点があります。まず、代車は希望する車種やグレードを選べないのが一般的であるため、普段乗っているクルマより使い勝手が悪く感じるかもしれません。
また、ディーラーから借りる代車は、保険内容や補償が最小限になっているケースが多くあります。事故や故障が起こった場合の対応、自己負担の有無などは、事前に確認しておきましょう。台数や利用希望者が多い時期は、そもそも代車が借りられないことも珍しくありません。
代車は便利な反面、利用の制限や制約が多く、思わぬトラブルや出費につながる可能性もあります。代車を利用する際は、事前に細かい条件やリスクをしっかり把握しておくことが大切です。
納車まで車がないなら三井のカーシェアーズへ
今回の記事では、クルマを買い替える際のつなぎについて解説しました。ディーラーや買取業者によっては、つなぎ期間に無料で代車を貸し出してくれる場合もあります。もし代車の貸し出しがない場合や、代車に関して懸念点や不安がある方は、レンタカーやカーシェアリングなどの代替案を検討してみましょう。
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監修者:山城 利公(やましろ としまさ)
さまざまなカテゴリーのクルマを独自のスタンスで試乗評価。交通インフラ、物流業界の構造、安全運転教育など社会課題にも精通、モビリティ社会の未来に貢献している。物流のプロとして200万km(地球50周以上)無事故走行の実績を持つ。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員










