コンパクトカーとは?軽自動車や普通車との違い、人気の車種も紹介
コンパクトカーは、小さめのボディーながら走行性が高く乗り心地もよいのが特長です。今回は軽自動車との違いや、コンパクトカーのメリットを解説します。併せて、人気の車種と、それぞれの特徴についても紹介します。
コンパクトカーとは
コンパクトカーとは、普通車の中でも比較的小さなサイズのクルマを指す呼称で、明確な規格があるわけではありません。一般的には、全長3.4m~4.2m未満、全幅1.48m~1.7m未満、全高2.0m以下、排気量1,000cc~1,500ccの、乗車定員5名の小型自動車がコンパクトカーといわれます。
また、もう1つの基準として、5ナンバー車がコンパクトカーといわれることもあります。5ナンバー車とは、ナンバープレートの地名の横に記載がある2桁~3桁の数字の、一桁目の数字が5のクルマのことを指します。5ナンバー車かどうかはボディーサイズや排気量で区別されています。

コンパクトカーと軽自動車の違いは?
コンパクトカーと軽自動車の違いは、以下の表の一覧にあるように、乗車定員や室内空間、排気量、税金などが挙げられます。
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比較項目 |
コンパクトカー |
軽自動車 |
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乗車定員 |
5人 |
4人 |
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室内空間 |
広い |
やや狭い |
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排気量 |
1,000cc~1,500cc |
660cc以下 |
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自動車税(種別割/年間) |
25,000円~30,500円 |
一律10,800円 |
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自動車重量税(年間) |
8,200円~12,300円(※) |
一律3,300円 |
※車両重量1t〜1.5t、1年自家用、エコカー以外・新車登録から13年未満の車の場合。
それぞれについて詳しく解説します。
乗車定員と室内空間
コンパクトカーと軽自動車の大きな違いの1つは、乗車定員です。軽自動車は最大乗車定員が4名までと法律で定められていますが、排気量が軽自動車の上限を超えるコンパクトカーは、普通車のカテゴリーに入るため5人まで乗れます。友人や家族での相乗りなど、軽自動車では狭く感じる人数での移動には、コンパクトカーのほうが向いているでしょう。
また、乗車定員の違いからも分かるように、コンパクトカーのほうが室内空間は広く設計されています。広い室内空間により、長距離の移動が快適に過ごせるのも魅力の1つです。
そのため、家族での利用には軽自動車よりもコンパクトカーが適しているといえます。特にコンパクトトールワゴンは、全高が1.6m以上の広い室内空間やスライドドアを装備しているものも多いなど、ファミリー層にとってうれしい機能が満載です。

排気量
上の表の通り、コンパクトカーの排気量は軽自動車の約1.5倍~2倍あります。排気量が大きいと、加速・登坂性能に優れている車種が多く、高速道路や坂道の走行もストレスを感じづらいでしょう。旅行や週末の遠出などの長距離移動が多い方には、動力性能に余裕があり、快適な走行が可能なコンパクトカーがおすすめです。
税金
コンパクトカーと軽自動車ではクルマにかかる税金が異なる点に注意が必要です。まず自動車税(種別割)については、軽自動車は一律ですが、コンパクトカーは排気量によって異なります。次に自動車重量税については、こちらも軽自動車は一律ですが、コンパクトカーは重量により異なります。コンパクトカーを購入する際は、どれくらいの税金がかかるのか確認しましょう。
コンパクトカーのメリット
コンパクトカーには、狭い道でも運転しやすく、軽自動車よりもパワフルに走行できるというメリットがあります。主なメリットは以下の通りです。
- 力強い走行性能を備える
- 車両タイプが豊富にある
以下でそれぞれ解説します。
力強い走行性能を備える
コンパクトカーは軽自動車よりも大きい排気量によって、パワフルな走りを実現しています。普通車よりも小さなボディーサイズであるにもかかわらず、排気量により高速道路や坂道でスムーズな発進や加速を体感できます。中には、より力強い走行が可能なハイブリッドモデルや、ターボエンジンが装備されている車種もあり、自分のニーズに合わせて選べます。
コンパクトカーは小さなボディーと装備されているエンジンによって、機動性とパワフルさの両方を兼ね備えている点が最大の魅力といえるでしょう。

車両タイプが豊富にある
運転のしやすさや、室内空間の快適さなどからコンパクトカーは高い人気を誇っています。そのため、主要自動車メーカーからは多様な車両タイプが販売されています。
中でも一般的な車両タイプは、ハッチバックと呼ばれるものです。ハッチバックは独立したトランクルームを持たないため、その分ボディーサイズがコンパクトになっています。
その他には、コンパクトSUVやトールワゴンなどがあります。コンパクトSUVは、SUVならではの視界のよさと悪路にも対応できる力強さを持ちながら、街乗りにも適したコンパクトさが魅力です。また、トールワゴンは天井が高いため、コンパクトながらも室内が広く、ファミリーでの移動や大きな荷物を運ぶときなどに適しています。
さらに、デザインのバリエーションも豊富なため、自分のニーズや好みに合わせて最適なものを選べるでしょう。
コンパクトカーのデメリット
コンパクトカーには、一般的な普通車と比べると狭く感じたり、内装に物足りなさを感じたりするといったデメリットがあります。主なデメリットは以下の通りです。
- 大人数には向かない
- 高級感は期待できない
以下でそれぞれ解説します。
大人数には向かない
軽自動車よりも室内空間が広く、定員も1名多いコンパクトカーですが、最大定員の5名で乗車すると、一般的な普通車に比べて狭く感じるでしょう。そのため、荷物が多くなる旅行などには不向きといえます。また、排気量は軽自動車よりも大きいですが、より大きな普通車に比べると、加速の弱さを感じるかもしれません。加速の弱さは、最大定員で乗ったときや荷物が多いときには特に感じるでしょう。

高級感は期待できない
コンパクトカーの多くは、価格を抑えるために内装の素材やデザインがシンプルにまとめられています。そのため、クルマに高級感を求める人には、物足りなく感じてしまう可能性があります。
人気のコンパクトカーとそれぞれにおすすめの人
ここからはコンパクトカーで人気の車種とそれぞれの特徴を見ていきます。
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車種 |
おすすめな人 |
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トヨタ ヤリス |
運転初心者や狭い道の運転が多い人 |
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スズキ クロスビー |
アウトドアが好きな人 |
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マツダ MAZDA3 FASTBACK |
長距離移動が多い人 |
トヨタ ヤリス

ヤリスは安定した走行性能で人気を誇っています。ボディーの軽量化と部品の剛性(変形のしにくさ)にこだわったことで、高い操作性と安定した走りを実現しています。また、ハッチバック式のコンパクトなボディーと4.8mの最小回転半径によって、Uターン時や縦列駐車時のスムーズな取り回しが可能です。そのため、運転に慣れていない初心者の方や、都内の狭い道での運転が多い方におすすめです。
スズキ クロスビー

広い室内空間が人気のクロスビーは、荷室開口高0.8m、荷室幅1.3mの使いやすさが特長です。この大きさにより、後席を倒さずに9.5インチのゴルフバッグを収納できます。大きな床下収納やポケットなど収納スペースが多いため、荷物が多いキャンプやバーベキューに最適といえます。特に、アウトドアが好きな方におすすめです。
マツダ MAZDA3 FASTBACK

MAZDA3 FASTBACKは、力強いエンジンで心地よい走りを実現しています。高速道路で合流したり、坂を走行したりするときもストレスを感じにくいでしょう。また、誰もが運転しやすいように考え抜かれた運転席もマツダの特長です。そのため、高速道路を使うような長距離移動の快適さと、日常利用の小回りのよさという両方が欲しい方におすすめです。
4種類のエンジンが選べる(※1)中でも、このクラスでは珍しくディーゼルエンジンがラインアップされているのもポイントです。ディーゼルエンジンは、高速道路での長距離移動が多い方に特におすすめです。
よくある質問
ここからはコンパクトカーについてよくある質問に答えていきます。
コンパクトカーの代表的な車種は?
トヨタのヤリス、日産のノート、ホンダのフィットなどが代表的な車種として挙げられます。どのクルマも小回りの利きのよさや操作性のよさなど、コンパクトカーならではの特長を持っています。
コンパクトカーと普通車の違いは?
コンパクトカーは普通車の一種であり、明確な区分はありません。一般的には全長3.4m~4.2m未満、全幅1.48m~1.7m未満、全高2.0m以下、排気量1,000cc~1,500ccのサイズが普通車の中でもコンパクトカーといわれています。
カーシェアリングでコンパクトカーを利用しよう!
これまでコンパクトカーのメリットやデメリット、人気の車種などについて解説しました。コンパクトカーに興味を持った方は、購入を検討する前にカーシェリングサービスで実際にコンパクトカーを運転してみましょう。乗ってみることで自分に合うかどうか、購入後のイメージも湧きやすいのでおすすめです。
三井のカーシェアーズでは、さまざまなタイプのコンパクトカーを利用できます。そのため、自分のニーズやシーンに合わせて使い分けが可能です。コンパクトカーの購入を検討している方や、どのコンパクトカーが自分に合うか悩んでいる方におすすめです。予約はスマホからかんたんにでき、利用開始から返却までスムーズに行えます。ぜひ一度三井のカーシェアーズのサービスをご利用ください。
※1:三井のカーシェアーズではガソリン車のみの取り扱いとなっております。
※記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。
監修者:西川 昇吾(にしかわ しょうご)
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービス、カスタマイズやアフターパーツの取材記事など幅広い分野で執筆している。それぞれのユーザー、購入検討者目線を意識した記事執筆を行っている。









