初心者のための駐車テクニック第2回!「停められない」をなくすポイント

ドライブは好きだけど駐車は苦手...という方は意外と多いものです。 カレコブログで過去にご紹介した、「苦手克服!初心者のための駐車テクニック」は、現在でもたくさんの人に読んでいただいています。 基本的な駐車の操作は教習所で習っていても、お出かけ先での駐車は、駐車場の形や隣に他のクルマがある・なしでシチュエーションは都度変わるものですよね。 そこで今回は、初心者が知っておくべき駐車の応用として、ケースごとの解決テクニックやトラブルを防ぐポイントをお伝えします。 「停められない」がなくなれば、ドライブがもっと楽しくなりますね!

「停められない」をなくすポイント1 切り返しは駐車枠と車体を平行に

駐車枠からクルマがはみ出してしまう 駐車枠が複数空いているところに停めようとするとき、写真のように枠からずれてしまったことってありませんか。 この状態から向かって左側(青いトラックの横)の枠に収めるとすると、どんな操作が必要でしょうか? ・ ・ ・ 正解の手順はこちら。 (1)ドライバーは右(青いトラックの方)にハンドルを切って少し前進する (2)今度は左にハンドルを切って、駐車する枠と並行になるように前進する (3)ハンドルを微調整しながら、まっすぐバックする ▼(1)~(3)の動作を動画で見てみましょう。まずは、クルマの外から見た様子です。

タイヤの向きに注目して見ると、ハンドルを右に切っているタイミング、左に切り返すタイミングが分かりやすいですよ。 バックするときは車体とタイヤが枠と平行になっていますね。 ▼こちらは同じ操作をドライバーの目線から撮影した動画です。

▼そしてこちらは、駐車が苦手な方がやってしまいがちな、切り返しを何度やっても枠からはみ出してしまうパターンです。 切り返しがうまくいかない場合の多くは、このように曲がりながらバックに入ってしまうため、何度やっても同じように枠からはみ出してしまいます。

バックに入る前に「駐車枠の前方で枠と車体を並行にする」が、切り返しのポイントです。 停めたい駐車枠の左右に壁やクルマがあって、切り返しが必要なときも操作のポイントは同じです。 後方にクルマや壁があって切り返しが必要な場合もポイントは同じ この場合は、左にハンドルを切って前進し、車体を枠に並行にする 車体と枠が並行になったら、まっすぐ下がっていけばOK バックするときは、左右のミラーを見て、車体と枠がまっすぐになっているかを確認する

「停められない」をなくすポイント2 前向き駐車は避ける

駐車のテクニックには、駐車場から出るときのことまで考えて停めることが大切です。 バックで駐車するのは苦手だから、頭から入れちゃおう。そんな風に考えて、クルマの頭から車室に侵入する「前向き駐車」をする人がいます。しかし、前向き駐車は駐車するときは簡単に見えても、出るときがとても難しくなります。 両隣にクルマがいた場合、出られなくなってしまうこともあります。前向き駐車場は避けるのが無難です。 両側に障害物があるとやってしまいがちな前向き駐車 前向き駐車の状態だと、出るときに左右の障害物と接触するリスクが高い 上の写真のように、前向き駐車の状態からバックで出るときはフロント部分が膨らむため、隣のクルマに接触してしまうリスクが高く、また車体の後方に広いスペースがなければ出られなくなってしまうのです。

「停められない」をなくすポイント3 駐車できる枠を見極める

駐車テクニックが身についてくると、お出かけ先の駐車スペースを見た瞬間に、ここなら停められる、または、停めるのは難しそう、と判断する感覚が鋭くなってくるはずです。 難しいと感じた原因が、他のクルマがぎゅうぎゅうに並んでるような場合や狭い壁際であるときは、そのスペースに停めるのを潔く諦めることをおすすめします。 壁際しか空いていない場合、バックで駐車するのは至難の業。とはいえ、前向きで駐車すると今度は出られなくなってしまう そういった駐車場だと、切り返している途中でどうにも動かせなくなってしまう恐れがある他、隣のクルマの方も四苦八苦して停めているかもしれず、お互いにぶつけてしまう可能性がありますからね。 もしそこが大型ショッピングモールやホームセンター、デパートの駐車場なら、比較的空いているものは「奥」と「上階」です。少し店舗の入口から遠くなったとしても、安心して駐車するためにははじめからできるだけ奥へ、または上階へ行くといいですよ!

「停められない」をなくすポイント まとめ

ここまで駐車のテクニックや避けるべきシチュエーションをご紹介してきましたが、覚えておくべきポイントをまとめると以下の3つです。 「停められない」をなくすポイント (1)切り返しは常に車体が駐車枠と並行になるように意識する (2)前向き駐車は出るときが難しいので避ける (3)駐車できる枠を見極める~空いているのは「奥」「上階」~ そして、少しでも「狭いな」「難しそうだな」と思ったら潔くあきらめる。それだけで、ゆったりと落ち着いて駐車はできるようになりますよ。

運転をサポートするクルマ

三井のカーシェアーズでは、後方の様子をカーナビのディスプレイで見られるバックモニターが付いている車両を積極的に導入しています。 車種によっては、ハンドル操作と連動して動くガイド線が出たり、クルマの上から見下ろす視点で360度映像が見られるものもあります。また、一部車種には、ハンドルやブレーキ操作を自動で行なってくれる駐車支援システムが搭載されているクルマもあり、積極的に搭載車種を増車しています。 バックモニターの例。こちらはメルセデス「V 220 d」 ハンドルやブレーキの駐車操作を補助するシステムを搭載したクルマもあり。こちらはニッサン「エクストレイル」 ▼三井のカーシェアーズの過去記事はこちら 圧倒的な広さ!これがメルセデスのミニバン「 Vクラス(V 220 d)」だ 新型エクストレイルでアクティブな休日を楽しもう バックモニターや運転支援システムの搭載車をホームページから探すときは、メニューの「ステーションを探す」から、「クルマを探す」タブを選択し、「こだわり条件」から探すことができますので、クルマ選びの参考にしてくださいね。 ▼三井のカーシェアーズHP「ステーションを探す」→「クルマから探す」 https://www.carshares.jp/station/car/

3つのポイントと安心装備でドライブを楽しもう!

「停められない」をなくす3つのポイントはいかがでしたか? 車体を枠に平行にする、という点を意識して、無理はしないことが駐車にストレスを感じないコツです。そして、バックモニターや駐車支援システムといった装備を持つクルマを選べば、さらに心強いですね。 駐車に対する苦手を克服して、ドライブを楽しみましょう! ▼苦手克服!初心者のための駐車テクニック https://www.carshares.jp/blog/5186/ その他、高速道路の運転や東京都内の運転のコツなど役立つ情報は「ドライブの知識」で! ▼ドライブの知識 https://www.carshares.jp/blog/category/knowledge/