SA・PAの達人に聞く「人気&おすすめのサービスエリア・パーキングエリア」関西編
長距離ドライブの強い味方、サービスエリア(以下SA)・パーキングエリア(PA)。第1回の関東編、第2回の中部編と、それぞれ個性豊かなSA・PAの楽しみ方をSA・PAの達人・山形みらいさんに伺ってきました。
第3回の今回は、関西編をお届け! 「関西のSA・PAは『コテコテ』あり、『静寂』あり......今回も面白いSA・PAを持ってきました!」という山形さんイチオシのSA・PAを10選としてご紹介します。
<プロフィール>
SA・PAの達人 山形みらいさん
都市間高速道路研究者。日本サぱ協会会長
高速道路をこよなく愛する「唯一無二のハイウェイタレント」
https://www.n-sapa.com/
https://www.office-morion.com/
関西地方ならではのSA・PAの特徴は?
編集部:シリーズ第三弾となった今回、山形みらいさんには関西地方のSA・PAをご紹介いただけるとか! 関西はなんとなく「関西の色」のようなものをSA・PAから感じますよね、今回も楽しみです!
山形さん:関西のSA・PAは「エンタメ性」が高いんだなぁと、今回の10選を選びながら感じました。関西エリアは、NEXCO西日本管轄のものと、阪神高速、そして本四高速の3つの企業が運営をしています。
関東・中部編でもお伝えしましたが、やはり運営会社が違えばSA・PAの特色もまったく違いますし、今回は「ここは本当に高速道路!?」と思えるほどのSA・PAもピックアップしてきました!
編集部:今回も楽しみです! さっそく10選を教えてください!
おすすめSA・PA 関西10選
名神高速道路・大津SA

山形さん:まずご紹介したいのは、名神高速道路の大津SAです。実は、こちらが「日本初のSA」。 名神高速道路の部分開通(1963年7月)と同時に設置され、すでに63年もの歴史があるSAなんです。
とはいえ、その当時は広~い敷地に駐車場とトイレが設けられていたくらいの簡易的なSAでした。大津SAの近くには琵琶湖があり、SAの上り線・下り線双方から雄大な琵琶湖を一望できるようになっているんです。開通当時は観光バスがこぞって乗り付けたなんていう歴史もあるんですよ。

現在もその景観は健在。上り線はレトロっぽさを残したレンガ造りの建物で、下り線はガラス張りの美しい3階建てになっています。
全国でも2階建て以上のSA・PAは珍しいんですよ。それだけ眺望に自信があり、琵琶湖の景色に魅力があるということですね。上下線、どちらもぜひ訪れてほしいSAです。

ちなみに上り線は京都老舗の和菓子やお漬物が購入できることから、一部のファンやスタッフの間では、別名 "京都サービスエリア" と呼ばれています。SAのスタッフが京都老舗のお土産を扱いたくて、交渉のため苦労したというエピソードがあるんです。
▼大津SA
上り線
住所:滋賀県大津市朝日が丘2丁目8-1
URL:https://www.w-holdings.co.jp/sapa/02070/
下り線
住所:滋賀県大津市朝日が丘2丁目8-1
URL:https://www.w-holdings.co.jp/sapa/02080/
新名神高速道路・宝塚北SA(上下集約)

山形さん:この外観を見ただけで「もしかして......!?」と思われた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。ここは「宝塚モダン」をコンパクトに表現した、あたかも宝塚の街の中にいるような疑似体験ができるSAなんです。
上下集約のSAで、手塚治虫さんの代表作『火の鳥』、『鉄腕アトム』のトピアリー(低木を刈り込んだ造形物)が出迎えてくれます。

館内も『リボンの騎士』の主人公 "サファイア姫" の等身大フィギュアがあって、フォトスポットにもなっています。
さらに、池田理代子さんの代表作『ベルサイユのばら』のアートタイルが飾られていて、お土産もファンにはたまらない商品がいっぱい置いてあるんです。

また、宝塚ファンにはおなじみの"差し入れ"によく用いられる「ルマンのサンドイッチ」が期間限定(2025年は8月31日までは毎日、9月からは毎週土日)で売られているなど盛りだくさんの内容で、非日常を味わえるSAになっています。
その他、制服も他のSA・PAともまったく違う機能的かつ、レトロモダンなかわいいデザインになっているところのもポイント。さらに、お手洗いもまるで高級ホテルのような、たたずまいなので、自信をもっておすすめできるSAです!
▼宝塚北SA
住所:兵庫県宝塚市玉瀬字奥之焼1-125
URL:http://www.takarazukakita-sa.jp/
舞鶴若狭自動車道・西紀SA(下り)
山形さん:近年、SA・PA好き界隈でよく耳にする「ガチャめし」。ガチャで出てきたメニューが食べられる......という遊び心満載なのが特徴ですが、その「ガチャめし」は西紀SA下り線が発祥の地なんです。

以前にガチャが引きたくてわざわざ訪れた際には、1回500円のガチャだったのですが、引いたら、なんと大当たり!が出まして、すき焼きをいただきました。とても贅沢でリッチな気分になれました。
通年でやっているというわけではないのですが、定期的(2025年夏版は1,129「イイニク」円で上下線共に開催終了)に開催されているので、次の機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

そしてここの名物は、丹波篠山の粒が大きな黒大豆を使った「黒豆のグラッセ」です。ブランデーと甘さ控えめな砂糖でじっくりと煮詰め、上品な味わいが特徴です。私はこれが大好きで、しかも高速道路ではここでしか買えないので、立ち寄った時は必ず買うようにしています。

西紀SAといえば、パンも人気で、特に「プレミアム黒豆パン」は多い時には上下線で1日2,000個も売れる看板商品にもなっているんです。丹波篠山の大粒の黒豆がパンにぎっしり詰まっていて表面からもこぼれそう。これはインパクト大です!

その他にも「にしきくん」という "つちのこ" をモチーフにしたユニークなパンが大人気!表情がかわいいだけでなく、形も楽しくて食感もフワフワなのが魅力的です。
▼西紀SA(下り)
住所:兵庫県丹波篠山市東木之部1
URL:http://w-holdings.co.jp/sapa/11040/
阪和自動車道・岸和田SA

山形さん:関東にお住まいの方なら「海老名SAのメロンパン」は聞いたことがあるのではないでしょうか。西日本エリアにも海老名SAのメロンパンに匹敵するほどの人気のパンがあります。それは、岸和田SA上り線の「みかんパン」です!
みかんパンは、生地に100%みかんジュースを練り込んでいて、口に入れるとまさに「みかん」の味そのものです。よくありがちな"みかん香料"ではなく、自分で剥いたみかんをほお張っているような感覚になれるパンなんです。こちらは大人気で、夕方には完売してしまっていることもあるんですよ。

ちなみに、下り線では「コーヒーランド」というご当地パンが販売されています。小さめの塩焼きフランスパンに、甘めのコーヒークリームがパンの中に塗られていて、噛めば噛むほどクセになるおいしさです!
下り線は高台にある「給水塔」がお城のようになっていて、SA全体が城下町をイメージしているんです。ちょっとだけタイプスリップした気分が味わえますよ(笑)。

下り線には園地の中に「池泉回遊式庭園」があるんです。日本の四季が感じられると同時に、旅の疲れを癒してくれる最高のスポットとなっています。
岸和田SAは南高梅や和歌山ラーメンといった、和歌山の名物もありますが、ぜひお土産におすすめしたいのが、ご当地大阪の泉州タオルです。
このタオルは不純物が入っていない「後晒し製法」で作られていて、抜群の吸収性があるんです。色合いも落ち着いていて、長く使えるところが気に入っています。

実は以前に、岸和田SA上り線を訪問した際、当時の支配人におすすめされて使ってみたところ、使い心地に感動したんです。ワンランク上のお土産としてぜひ!
▼岸和田SA
上り線
住所:大阪府岸和田市内畑町2859
URL:http://www.w-holdings.co.jp/sapa/07010/
下り線
住所:大阪府岸和田市内畑町コソ谷2892
URL:http://www.w-holdings.co.jp/sapa/07020/
山陽自動車道・三木SA(下り)

山形さん:ここは「食」をお目当てに訪れてほしいSA。下り線にある「イルカーネイタリアーノ (Il Cane Italiano)」というレス トランが、本当に絶品なんです!
その名のとおり、こちらはイタリアンのお店。ちょっと思い出してみてほしいのですが、SA・PAに訪れた時に食べるものって......ラーメンやうどん、そば、定食などが多くないですか? 本格的なイタリアンレストランは、SA・PAでは珍しいんです。

こちらでは播州百日どりを使った ピッツァや、黒田庄和牛のハンバーグ、地元野菜をたっぷり使った料理が絶品! 実は私ずっとナスが苦手だったのですが、このお店でいただいたナスがおいしすぎて......数十年来のナス嫌いを克服したくらいなんですよ(笑)。
他にもアスパラガスや玉ねぎも、このお店がきっかけで好きになりました。
なんと、2025年7月に「三木こだわり食材の鍬焼きグリル」が、関西SA・PA名物グルメ選手権で金賞を受賞したんです!

金物の街、三木ならではの鍬の鉄板プレートも注目ポイントで、いつ訪れても料理をおいしくさせる演出が素晴らしくて、私はここのレストランの大ファンなんです。
高速道路を使ってわざわざ行きたくなります。私の他にも遠くから訪れるファンもいるんですよ。全国からのファンをもっと増やしたいので、ぜひ訪れてほしいです。
▼三木SA
下り線
住所:兵庫県三木市加佐1142
URL:http://w-holdings.co.jp/sapa/10040/
神戸淡路鳴門道・淡路SA & 淡路ハイウェイオアシス

山形さん:お次は「ハイウェイオアシス」の紹介です。ハイウェイオアシスについてはこれまでにもいくつか紹介してきましたが、ハイウェイオアシスとは、「高速道路からも一般道路からもアクセスできるレクリエーション施設」のこと。
淡路ハイウェイオアシスには「淡路SA」も併設していて、淡路SA上り線・下り線、そしてハイウェイオアシスの三角移動ができる回遊性もおすすめのポイントです。
ここは景色もグルメも癒しも揃ったハイウェイオアシス。これだけの魅力が揃ったエリアは全国でもなかなかないんですよ。

なかでも私がおすすめしたいのは「世界初!蛇口から淡路たまねぎスープ」。淡路の名産たまねぎをふんだんにつかったスープを、蛇口から自分で注ぐことができるという無料体験グルメです!
このたまねぎスープが気に入ったら、店内で購入もできます。お土産用にはフライドオニオンが付いていて、より一層スープのおいしさを引き立たせてくれます。ぜひご自宅でも味わってみてくださいね。

淡路ハイウェイオアシスには、淡路タマ子さん、たい坊やん、オクトパス将軍といったオリジナルマスコットキャラクターが存在します。それぞれをモチーフにしたグッズも販売しています。気が付くとなんだか不思議でユニークなキャラクターのとりこになっていました。

全国には、高速道路からアクセスできる観覧車が5基あるのですが、淡路SA下り線の観覧車は海に面していることから一番スリルが味わえます。過去には日本経済新聞NIKKEIプラス1「帰省の味方・眺望自慢のSA・PA」、「目的地にしたい高速SA・PA」で1位を獲得したくらい眺望が素晴らしく、私も審査員としてここに投票しました。
日没の夜景は明石海峡大橋がライトアップされるので特にきれいです。
淡路SAといえば、濃厚でクリーミーな淡路牛乳を使った商品がおすすめです。店内では「匠淡路島牛乳ソフト」、「淡路島ミルクラテ」が堪能でき、お土産には「淡路島牛乳プリン」、「淡路島ミルクロールケーキ」がおすすめ。上下線どちらでも購入できます。

淡路SAには、眺望を個室感覚で堪能できる最新型のベンチが設置されています。このベンチはプライベート空間が守られるので、大切な人と景色を存分に楽しめます。観覧車からの眺めもいいですが、ガラス越しではない肉眼での景色も堪能してくださいね。
▼淡路SA
上り線
住所:兵庫県淡路市岩屋3118-1
URL:http://www.jb-highway.co.jp/sapa/awaji_up.html
下り線
住所:兵庫県淡路市岩屋2568
URL:https://www.jb-highway.co.jp/sapa/awaji_down.html
▼淡路ハイウェイオアシス
住所:兵庫県淡路市岩屋大林2674-3
URL:http://www.awajishimahighwayoasis.com/
阪神高速・尼崎PA (3号神戸線大阪方面行)

山形さん:尼崎PA(上り)は無人のPAです。ですが、私はこのPAが、全国890か所(2025年8月現在日本サぱ協会調べ)あるSA・PAの中で一番好きです!
「無人のPA」と聞くと、なんだかさみしい感じや、小さいイメージがありませんか?このPAは、そんなことを感じさせない快適なPAです。

もともとは本線料金所があった場所を閉鎖して、その跡地をうまく利用して作られたPA。内装も外装もとてもこだわっていて、木のぬくもりや間接照明をうまく使ったあたたかみのある居心地の良さがおすすめポイントです。

自販機コンビニではサンドイッチや乳製品などの‟冷蔵品"も取り扱っていて、小腹が空いたときにもふらりと立ち寄れますよ。
私のお気に入りは一本の木で作られたカウンターテーブル。ここでミルクティーを飲みながらしばし思いにふけって......カフェのような使い方もできちゃいます!
「トイレしかない」なんてとんでもない! 思わず長居しちゃうデザイン性の高さにも注目したいPAです!

私はこのPAが出来た時に、当時の阪神高速の担当さんから「PAをツタいっぱいにしたい」というお話を聞いていたので、ときどき立ち寄っては、ツタが成長するのを楽しみにしていました。
結果、今ではこんなにもツタが成長して、緑いっぱいのさらに素敵なPAになりました。ツタは目隠しにもなるし、温度を下げる効果もあり、空気をきれいにしてくれるのです。
これからも見守っていきたいと思います。
▼阪神高速・尼崎PA (3号神戸線大阪方面行)
住所:兵庫県尼崎市南城内地先
URL:https://www.hanshin-exp.co.jp/drivers/pa_guide/12pa_amagasaki/
阪神高速・中島PA(5号湾岸線泉佐野方面行)

山形さん:こちらは2025年2月にオープンしたPAで、身障者用駐車場から建物まで続く、木材でできた大きなエントランスゲートが特徴です。
既存の中島PA(神戸方面)が、「海に浮かぶ船」に対して、こちらは「緑豊かな島」というコンセプトになっています。

阪神高速には18か所のPAがあって、その中で、本線料金所の撤去に伴い不要となった跡地に作ったPAを「ほっと処(しょ)」というコンセプトにしています。
運転に疲れたドライバーがほっとできる場所を目指すべく、ソファの座り心地にもこだわっているそうです。本当につい時間を忘れてしまうくらいの座り心地でした 。
こちらにはイベント広場も併設されていて、今後の活用に期待が高まります!

阪神高速は、都市と都市を結ぶ役割を担っていますが、基本的に都市高速道路として機能しています。そのため、大部分が高架です。現在の設計基準に合わせてPAを新設するためには、PA自体を軽量化かつ、耐震性を持たせることが求められます。
そのため、この新たな中島PAを造る際には木材を使っているんです。木材は地元泉州の木材を使用しているので、木のぬくもりを少し意識して利用してもらえたらと思います。
▼阪神高速・中島PA (5号湾岸線泉佐野方面行)
住所:大阪府大阪市西淀川区中島2丁目
URL:https://www.hanshin-exp.co.jp/drivers/pa_guide/19pa_nakashima/
阪神高速・ 泉大津PA 4号湾岸線 海側(北行)、陸側(南行)

山形さん:ビルの一部がPAになっているのを見たことがありますか? 泉大津PAはビルの中にあるんです。都市開発でホテルとオフィスビル、阪神高速のPAが入居することになりました。関西国際空港に近いことから、空の玄関口に相応しく、周りの景観に溶け込んだ外観になっています。海側がオフィスビル、陸側がホテルです。

高速道路利用者が利用できるのは、海側(北行き)は3F、5F、11Fで、陸側(南行き)は3F、5Fです。海側と陸側は5Fの連絡通路(ブルースカイブリッジ)を経由して行き来できます。
コンセプトは水族館。高速道路を走る車を魚に見立てて、まるで水族館にいるような気分になるように、窓が淡いブルーのシースルーで、曲面になっているのがポイントです!

海側と陸側、どちらにも売店と食堂があるので、時間があれば散策がてら両方を行き来して、自分の欲しいお土産や食べたいメニューを選ぶのもありですよ。

海側11Fは展望フロアになっていて、晴れていれば明石海峡大橋までも見えます。夜は工場夜景や高速道路本線の景色が美しくて感動します。
ケーキの自販機があるので、ケーキを食べながら夜景を眺められる......まさに「デートの目的地にしたいPA」です。

11Fでは、阪神高速社員おすすめの漫画や絵本、エッセイや文庫本などの本を自由に読むことができます。飲み物の持ち込みも可能なので、ぜひ心ゆくまでPAを堪能してくださいね。

そしてこの度、阪神高速公式のグッズが誕生!キーホルダーやステッカーなど、標識をモチーフにしたグッズが購入できる自販機が設置されました。その名も「ガチャCAN®」です。
何が出てくるかボタンを押してからのお楽しみ!
▼泉大津PA 4号湾岸線
・海側(北行)
住所:大阪府泉大津市なぎさ町
URL:https://www.hanshin-exp.co.jp/drivers/pa_guide/04pa_izumiotsu/
・陸側(南行)
住所:大阪府泉大津市なぎさ町
URL:https://www.hanshin-exp.co.jp/drivers/pa_guide/05pa_izumiotsu/
名神高速道路・吹田SA

山形さん:最後にご紹介するのは、名神高速の吹田SAです! 1つ目にご紹介した大津SAのように、SAは基本的に景観の良いところにつくられるのですが......実はこの吹田SAは、住宅街の近くにあり、景観を見込めないんです。

そこで吹田SAを訪れた人に、「名神高速を走るクルマを眺めてもらう」ということで、上下線二つのSAをつなぐ跨道橋を作りました。これによって、上下線を行き来できるようにもなり、楽しさが加わりました。

実はこの跨道橋上に高速道路のランドマークとして、オーバーブリッジ型レストランを作る計画があり、当時の法律では実現できなかった建築家の想いが跨道橋に込められています。
このようなオーバーブリッジ型レストラン構想のもとで跨道橋が作られたSAは全部で4か所あり、そのうちの東名高速の海老名SAは閉鎖されています。閉鎖された海老名SAの跨道橋には標識が掲げられ、意識しなければ気付かずに通り過ぎてしまうほどです。
吹田SAの跨道橋はかれこれ60年以上の時が流れているので、未だに上下線を徒歩で行き来できるのは珍しいんですよ。
訪れる時はぜひ、名神高速開通当時はどんな感じだったか、あれこれ想像してみてくださいね。

吹田SAは、コテコテの関西を感じられるSAで、特に上り線は入口の看板からにぎやかな雰囲気が伝わってきます。
そして、ここの名物はなんといっても「たこ焼き」です!まず、振動を使ってきれいに丸くなるたこ焼き器があり、テレビで紹介されるほどの話題になりました。
このSAは観光バスが停車することが多く、ひとつひとつ金串でたこ焼きを整えていてはとても間に合わない、ということで導入されました。ちょっと不思議な光景なので、立ち寄る機会がありましたらぜひ見てください。
さらに、フードコートでは「たこ焼きうどん」があり、お土産として、たこ焼き風味のお菓子を扱っています。下り線では「大阪ソースたこ焼き」、「ねぎだしたこ焼き」がおすすめ!
たこ焼き尽くしのSA、ぜひ堪能してくださいね。
▼吹田SA
上り線
住所:大阪府吹田市岸部北
URL:https://www.w-holdings.co.jp/sapa/02110/
下り線
住所:大阪府吹田市岸部北
URL:https://www.w-holdings.co.jp/sapa/02120/
SA・PAの進化は止められない。「非日常感」を体験したい人は関西へ!

編集部:「日本初」「宝塚の街並み」「絶景」「絶品グルメ」......関西エリアは目的地になり得るSA・PAばかりでしたね。特に山形さんのおすすめのSA・PAはどこですか?
山形さん:やっぱり宝塚北SAでしょうか。私自身宝塚歌劇に憧れていて、ベルサイユのばらの作品が大好きなので、ここに来ただけでそれが身近に感じられる気がして、テンション上がっちゃいます。

過去には「ベルサイユのばらカレー」を、オスカル様自らが売ってくれる......なんてイベントがあったんですよ。私はそれが目当てでSAに訪れていたこともありました(笑)。
編集部:オスカル様!ファンにはたまらないイベントですね!ますます行ってみたくなりました(笑)。今回もありがとうございました!
<関連記事>
>>> 「おすすめドライブ」紹介中!
>>>「三井のカーシェアーズ」について
<三井のカーシェアーズについて>
>>>ご利用の流れ
>>>車種ラインアップ
<最新情報は公式SNSで>
Facebook、X(Twitter)、Instagram、LINE
記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。