どうやってつける?何歳から?「ジュニアシート」「チャイルドシート」の違いと使い方

お子さまがいる方の中には、「チャイルドシートの使い方がわからない」「ジュニアシートとチャイルドシートは何が違うの?」と、疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

そこで、ジュニアシートとチャイルドシートの違いと使い方を解説します。

なお、三井のカーシェアーズでは、チャイルドシートおよびジュニアシートの貸出しサービスは行っておりませんので、ご利用の際は各自でご用意ください。

<目次>
ジュニアシートやチャイルドシートはなぜ必要?着用義務違反はある?
ジュニアシート・ブースターシートは3〜4歳ごろから
チャイルドシートは新生児~3歳ごろまで
三井のカーシェアーズでお子さまと安全なドライブを

チャイルドシートやジュニアシートはなぜ必要?着用義務違反はある?

身体の小さな赤ちゃんや子どもは、大人用のシートベルトを装着できません。ジュニアシートやチャイルドシートは、乳児や幼児を安全にクルマに乗せるために取り付ける装置です。

一般的に新生児~1歳前後の乳児を乗せるベビーシート、1歳~4歳ごろの幼児を乗せるチャイルドシート、4歳~10歳ぐらいを目安に使用するジュニアシートの大きく3種類があり、ジュニアシートの背もたれがないブースターシート(ブースタークッション)もあります。

年齢に応じて4タイプを買い替えるのは大変なため、ベビーシートとチャイルドシートを兼用する2wayや、ジュニアシートとブースターシートの2wayなど、さまざまなタイプが販売されています。

左がチャイルドシート、右がジュニアシート
左がチャイルドシート、右がブースターシート

なお、法律(道路交通法)で、6歳未満のお子さまをクルマに乗せる時は、ベビーシートやチャイルドシート、ジュニアシート、ブースターシートの使用が義務付けられています。

使わなかった場合は、道路交通法施行令第26条が定める、幼児用補助装置使用義務違反(チャイルドシートの着用義務違反)になり「1点の減点」となりますので、ご注意ください。

また、6歳以上であっても、身長が150cm未満のお子さまを乗せる場合はチャイルドシートやジュニアシートの着用が推奨されています。

ジュニアシート・ブースターシートは3〜4歳ごろから

ジュニアシート・ブースターシートは、だいたい3~4歳(概ね身長100cm以上、体重15kg以上)ごろからのお子さまに使用します。

背もたれのあるジュニアシートは、チャイルドシートと同じようにISOFIX金具を使って設置しますが、ブースターシートはシートの上に置くだけ。お子さまを座らせたら、大人用と同じようにシートベルトを締めます。

ジュニアシートはシートの上に乗せるだけ
ブースターシートはシートの上に乗せるだけ
大人と同じようにシートベルトを装着する
大人と同じようにシートベルトを装着する
ガイドの下に腰ベルトが通っていることを確認
ガイドの下に腰ベルトが通っていることを確認

シートベルトを締めるときは、シートの両側にあるガイドの下に腰ベルトが通るようにしてください。ガイドの下に腰ベルトを通すことで、シートをしっかりと固定します。

なお、ブースターシートはチャイルドシートと違って運転席以外のどの席にも装着できますが、安全のために助手席は避けて、後ろのシートで使用しましょう。

助手席では万が一、エアバッグが展開した際に、体の小さな子どもでは衝撃を受け止めきれず危険です。

また、お子さまの年齢が6歳以上であっても、シートベルトが首にかからない身長になるまで(10歳ごろ、身長150cm未満)は、ジュニアシート・ブースターシートの使用をおすすめします。

チャイルドシートは新生児~3歳ごろまで

三井のカーシェアーズで導入している車両はすべて、チャイルドシートを固定する方式の国際標準規格「ISOFIX(アイソフィックス)」取付のチャイルドシートに対応しています。

取り付け方法は、チャイルドシートのベース(台座)のコネクターをクルマに装備されている金具に差し込み調整したのち、チャイルドシート本体をベースに装着します。

シートクッション左右の奥にある金具にチャイルドシートのコネクターを差し込み、固定する
シートクッション左右の奥にある金具にチャイルドシートのコネクターを差し込み、固定する
ベースの内側左右にあるボタンに緑の表示が出ていればOK。また、このボタンを押してベースとシートの間に隙間ができないように調整する
ベースの内側左右にあるボタンに緑の表示が出ていればOK。また、このボタンを押しながらベースとシートの間に隙間ができないように調整する
サポートレッグは床につくように長さを調整する
サポートレッグは床につくように長さを調整する
金具の位置を合わせてベースにチャイルドシート本体を装着する
金具の位置を合わせてベースにチャイルドシート本体を装着する
ベースの脇にあるボタンの表示が緑になっていることを確認
ベースの脇にあるボタンの表示が緑になっていることを確認

チャイルドシート本体をベースに取り付けるときは、チャイルドシート側の金具とベース側の金具の位置を合わせます。

「カチャン」と音がして、ベースの脇にあるボタンに緑の表示が出ていれば、取り付け完了です。

「カチャン」と音がしなかったり、ボタンの表示が赤になったりしているときは、きちんと装着できていません。もう一度、つけ直してみてください。

次に、お子さまを乗せたら、シートベルトを締めます。

お子さまを乗せたら、シートベルトを締めます。シートベルトは4点式で、2本の肩ハーネス(ベルト)を座面にあるバックルに装着。座面の先端に出ているベルト(ハーネスアジャスター)を引いて、肩ハーネスのたるみを取ります。

肩ハーネスの高さが合わないときは、一度チャイルドシートを外して、背もたれの裏側から肩ハーネスの位置を調整してください。

シートベルトを装着したら、ハーネスアジャスターでたるみを取る
シートベルトを装着したら、ハーネスアジャスターでたるみを取る

1歳半を過ぎているお子さまは、チャイルドシート本体を前向きに取り付けますが、生後15ヵ月未満かつ身長76cm未満までは、後ろ向きに取り付けます。

また、約7kg(参考月齢6ヶ月未満)までのお子さまを乗せる場合は、インナークッションを取り付けて、その上にお子さまを乗せます。

1歳半ごろ(体重13kg)までは後ろ向きに装着する。万が一、衝突事故が起きた際に、衝撃から首を守るため
いつまで後ろ向きに乗せるかは、チャイルドシートの取扱説明書に記載のある基準をよく確かめよう。万が一、衝突事故が起きた際に、衝撃から首を守るために必要
 7kg(月齢6ヶ月)までのお子さまは、インナークッションの上に座らせる
7kg(月齢6ヶ月)までのお子さまは、インナークッションの上に座らせる

ISOFIXの金具は、2列シート車の場合は後ろの席、3列シート車の場合は2列目のシートにあります。

ISOFIX金具のない助手席や3列目のシートには装着できませんのでご注意ください。

三井のカーシェアーズでお子さまと安全なドライブを

チャイルドシートやジュニアシートを安全なドライブを!
チャイルドシートやジュニアシートを正しく利用して安全なドライブを!

チャイルドシートやジュニアシートなどの利用は「法律違反になるから」ではなく、「安全なドライブのため」です。カーシェアご利用の際には、お子さま用のシートをご用意いただき、安全なドライブをお楽しみください。

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