ベンツの運転は難しい!? 覚えておくと安心の運転のコツと操作方法

「メルセデス・ベンツに乗ってみたいけれど、操作方法が国産車と違うから」と、運転を躊躇しているという声を聞くこともあります。

今回は、そんなメルセデス・ベンツ車の"知っておけば怖くない"操作方法について詳しくご紹介します。

※三井のカーシェアーズでは、メルセデス・ベンツ車の取り扱いは終了しております。なお、本記事は2016年に公開したものを、2025年7月24日に更新したものです。

<目次>
メルセデス・ベンツ車の基本操作は同じ
エンジンの始動は2タイプ
シフトチェンジはハンドル右の小さなレバーで
ボタンで操作する電動式パーキングブレーキ
ライトは「AUTO」が基本。OFFにはできない!
ウィンカーとワイパーは左側
自動追従型クルーズコントロール「ディストロニック・プラス」
アクセルを踏んでもスピードが出ない...そんなときは?
運転終了後にライトが点いていても慌てない

メルセデス・ベンツ車の基本操作は同じ

今回は、CLA180クーペ(C117)を例にご紹介しますが、同世代のAクラス、Bクラス、CLAクラス、GLAクラスの操作方法は、どれも基本的には同じです。

流れるようなシルエットの美しさがひときわ目を惹くCLA180クーペ
流れるようなシルエットの美しさがひときわ目を惹くCLA180クーペ
Aクラスとも共通のスポーティなデザインのインテリア
Aクラスとも共通のスポーティなデザインのインテリア

エンジンの始動は2タイプ

まずはエンジンの始動方法から。操作方法は国産車と同じで、リモコンキーを差し込んで回すタイプとスタートボタン式の2タイプがあり、車種によって異なります。

ボタン式のタイプは、キーを差し込む場所はなく、ポケットやカバンの中でも車内にリモコンキーがあれば始動可能です。

始動の操作はどちらの場合も、ブレーキペダルを踏みながら行います。

キーレスエントリー車はリモコンキー差し込み回す
キーレスエントリー車はリモコンキーを差し込み回す
スマートエントリー(キーレスゴー)装着車はスタートボタン式
スマートエントリー(キーレスゴー)装着車はスタートボタン式

シフトチェンジはハンドル右の小さなレバーで

メルセデス・ベンツの操作で迷う方が多いのが、シフト操作。現在のメルセデス・ベンツ車の多くは、ステアリング右側のレバーで行う「DIRECT SELECT」を採用しています。

国産車ではウィンカーレバーがある位置にシフトレバーがある
国産車ではウィンカーレバーがある位置にシフトレバーがある

ブレーキを踏みながら、下に操作するとD(ドライブレンジ)に、上に操作するとR(リバースレンジ)にシフト。

駐車するときはレバー先端のボタンを押すことでP(パーキングレンジ)に入ります。

ボタンで操作する電動式パーキングブレーキ

パーキングブレーキ(サイドブレーキ)は、電動式のためレバーやペダルではなくボタンで操作します。

パーキングブレーキスイッチはヘッドライトスイッチの下
パーキングブレーキスイッチはヘッドライトスイッチの下

操作方法は(P)ボタンを「押して解除」「引いて作動」です。

シフトをDまたはRに入れてアクセルを踏むと自動解除される機能も搭載されています。

ライトは「AUTO」が基本。OFFにはできない!

ヘッドライトのスイッチはハンドルの右奥、エンジン始動ボタンの隣にあります。スイッチにOFFの位置はなく、暗くなると自動点灯する「AUTO」が基本となります。

AUTOから右に回すと常時ヘッドライトON、左に一段回すとスモール点灯になります。

暗くなると自動点灯するAUTOにしておけばOK
暗くなると自動点灯するAUTOにしておけばOK

気をつけていただきたいのは、左にある「P」のポジション。

これはパーキングライト(左右)になっていて、エンジンをOFFにしてドアロックをしたあともずっと点灯するモードです。

クルマを降りるときは、必ずAUTOの位置にしてください。運転中も、AUTOのままにしておけばOKです。

ウィンカーとワイパーは左側

輸入車はウィンカーレバーが左側になります。メルセデス・ベンツの場合は、ワイパーやハイビームの操作もこのウィンカーレバーで行います。

ウィンカー&ワイパーは左側のこのレバーで操作
ウィンカー&ワイパーは左側のこのレバーで操作

ワイパーはレバー先端を回して操作。レバーに記されている「ー」「=」でワイパーのスピードが変わります。

「・・・」「・・・・」は、レインセンサーでワイパーの作動を自動調整してくれるポジションで、それぞれ動作の感度が異なります。

先端のボタンはウォッシャーのボタン。レバーを手前に引くとパッシング、奥に押すとハイビームです。

自動追従型クルーズコントロール「ディストロニック・プラス」

ステアリングの左側、ウィンカーレバーの下にもう1本、レバーがあります。これはディストロニック・プラスの操作レバーです。

ディストロニック・プラスは、追従型のクルーズコントロール(アダプティブ・クルーズコントロール)。設定した速度の範囲内で、前のクルマとの車間距離を自動調整してくれる機能です。

前のクルマに追従するディストロニック・プラス
前のクルマに追従するディストロニック・プラス

30km/h以上で走行中に、レバーを上下または手前に操作するとディストロニック・プラスがONに。

メーター内に設定速度が表示されるので、レバーを上下に動かして設定速度を調整してください。

OFFにするときは「ブレーキを踏む」「レバーを奥に押す」のいずれかで行います。主に高速道路で便利な機能です。

なお、新しいモデルでは、ステアリングスイッチで操作を行います。また、モデルによってステアリングアシストなども搭載されていますので、お乗りの車種の取り扱い説明書をご覧ください。

Bクラス(W247)のステアリングスイッチ
Bクラス(W247)のステアリングスイッチ

>>>Bクラス(W247)の操作についてはこちら

>>>Aクラス(W177)の操作についてはこちら

※いずれも三井のカーシェアーズでの取り扱いは終了しています。

アクセルを踏んでもスピードが出ない...そんなときは?

「アクセルを踏んでもスピードが出なくなった」という声が聞かれるようです。

これはスピードリミッターを作動させてしまったために起こる現象です。

制限速度はレバーの上下で調整できる
制限速度はレバーの上下で調整できる

ディストロニック・プラスを操作するレバー先端のボタンを押すと、レバーの黄色いランプが点灯してスピードリミッターがスタンバイに。

この状態でレバーを上下に動かすと、スピードリミッターが作動して、設定した速度以上にスピードが出なくなります。

リミッターを作動させない場合は、レバー先端のボタンで黄色いランプを消灯させておきましょう。

こちらも車種や年式によって、ステアリングスイッチでの操作となります。

運転終了後にライトが点いていても慌てない

ライトはAUTOにした状態で運転を終了します。ドアロック後、ヘッドライトやドアミラー内蔵の足元照明が一定時間点灯します。

ドアロックをした後も点灯しますが、一定時間が経つと自動的に消えますので、慌てないでください。

ドアロック後、一定時間ライトが点灯して周囲を照らしてくれる
ドアロック後、一定時間ライトが点灯して周囲を照らしてくれる

ここまでメルセデス・ベンツの操作について、ご説明してきました。国産車と少し違う部分はありますが、どれも覚えてしまえば簡単です。

今回まとめたポイントを参考にすれば、きっと迷わず運転できるようになれますよ!

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