週末しか車に乗らないのはもったいない?土日のみ使う場合の選択肢3選
週末(土日)しか車に乗らない場合でも、メンテナンスや修理のための費用はかかります。この記事では車を所有するかしないかの判断基準を解説し、カーシェアリングのように車を所有せずに乗ることができるサービスも紹介します。
車に週末しか乗らない場合でも維持費はかかる
クルマを所有していると、たとえ週末しか運転しない場合でも、さまざまな維持費がかかります。「使う頻度が少ないからコストを抑えられる」とは限らず、自動車税や保険料、車検費用など、利用頻度に関係なく発生する固定費が多くを占めています。
週末しか運転しない方は、クルマを所有せず、必要に応じてレンタカーやカーシェアリングを利用したほうが経済的かもしれません。今回は週末しかクルマに乗らない場合の注意点、クルマを所有しない場合の選択肢について詳しく紹介します。

週末しか車に乗らない場合の注意点5つ
週末しかクルマに乗らないライフスタイルを続けていると、長期間クルマを使わないことで発生するリスクや、思わぬトラブルに見舞われることもあります。起こり得るリスクやトラブルは以下の通りです。
- バッテリー上がりや車の劣化リスクがある
- 運転技術や感覚が鈍りやすい
- 保険や税金が割高に感じやすい
- 車検やメンテナンスを忘れやすい
- いざというときにトラブルが起きやすい
バッテリー上がりや車の劣化リスクがある
クルマは定期的に動かすことで、各部品が正常に機能するものです。長期間エンジンをかけない状態が続くと、バッテリーが少しずつ放電(自己放電、自然放電)して上がってしまうリスクが高まる点に注意が必要です。エンジンオイルやタイヤ、ブレーキパッドなども、使わないと劣化することがあります。
運転技術や感覚が鈍りやすい
運転技術は、定期的にクルマに乗ることで維持されます。週末しか運転しない場合、ハンドル操作や車幅感覚、駐車のコツなどが鈍りやすく、思わぬ事故やヒヤリとする場面が増えることもあります。特に初心者や高齢者は運転感覚を忘れやすいので、運転の頻度やブランクには注意が必要です。
保険や税金が割高に感じやすい
利用頻度にかかわらず、自動車保険や自動車税などの固定費は毎年発生するものです。そのため、週末しか乗っていないと支払う費用を割高に感じ、コストパフォーマンスの悪さが気になる可能性があります。

車検やメンテナンスを忘れやすい
週末しかクルマを使わない注意点には、つい車検や定期点検の時期を忘れがちになることも挙げられます。気付いたら車検切れになっていた、エンジンオイルの交換を忘れていたというケースも少なくありません。このように週末のみの利用だと、適切なメンテナンス時期が分からず、クルマの性能や安全性が低下するリスクにもつながります。
いざというときにトラブルが起きやすい
使いたいときに限ってエンジンがかからない、タイヤの空気圧が下がっているなど、予想外のトラブルが起きやすいのも、クルマにあまり乗らない場合の注意点です。トラブルのせいで週末の外出予定が台無しになるおそれもあります。
週末しか乗らない人が車の所有を検討する基準
週末しかクルマを使わない場合、本当にクルマを所有すべきかどうか迷う方もいるでしょう。その場合、以下のような判断基準を基に、クルマの必要性を考えるとよいでしょう。
- 利用頻度と実際の必要性
- 維持費が家計に与える影響
- 将来のライフスタイルや家族構成
- 代替手段の充実度
利用頻度と実際の必要性
「月に何回クルマを使うのか」「どのような場面で必要なのか」という観点から現状を整理することで、所有する必要性の有無が見えてきます。週末の買い物やレジャーが主な用途であれば、レンタカーやカーシェアリングでも十分に対応できるかもしれません。
維持費が家計に与える影響
利用頻度が少ないにもかかわらず高額な固定費を払い続けると、家計に影響を与えてしまうかもしれません。クルマを所有することで発生する年間の維持費(自動車税や保険料、車検費用、駐車場代など)が、家計にどの程度の負担となるかを具体的に計算してみましょう。
将来のライフスタイルや家族構成
今後のライフスタイルの変化や家族構成も考慮しましょう。例えば、子どもの成長や転勤、引越しなどでクルマの利用頻度が変わる場合もあります。今後数年間のライフスタイルをイメージし、本当にクルマが必要かどうかを再検討することが大切です。

代替手段の充実度
自宅周辺にカーシェアリングやレンタカーのサービス拠点が充実しているかどうかも重要な判断材料です。近くにサービス拠点があれば、クルマを所有せずとも十分に利用できるといえます。三井のカーシェアーズは、首都圏の「三井のリパーク」を中心にステーションを展開しています。
週末にしか車に乗らない場合の選択肢3選!
週末しかクルマに乗らない場合、先述した判断基準を基にクルマを所有するかどうか考えることをおすすめします。所有しない場合は、以下の3つの選択肢が考えられます。
- レンタカーを利用する
- カーリースを契約する
- カーシェアリングを利用する
以下でそれぞれ紹介します。
レンタカーを利用する
週末のみクルマを使う場合の選択肢の一つであるレンタカーは、必要なときだけクルマを借りて利用できるサービスです。メリットは、車検費用や保険料、税金などの維持費がかからず、使った分だけ料金を支払う点です。
一方で、クルマを借りる・返す際は、営業時間内に店舗まで行かなければならない点に注意しましょう。また、会員登録や登録料はいらない代わりに、借りる際に手続きしたり、返却時にガソリンを満タンにしたりする手間が必要です。
カーリースを契約する
カーリースは、月単位や年単位など、長期利用を前提としてクルマを貸し出すサービスです。毎月定額のリース料の中に、車検費用や税金、メンテナンス費用がパックになっているプランが多いため、月々の家計管理がしやすいメリットがあります。
ただし、原則として契約期間中の中途解約はできず、やむを得ず解約する場合は違約金が発生します。また、走行距離制限や返却時の原状回復義務があり、カスタマイズも制限されるため、マイカーほど自由度は高くありません。さまざまな制約があるため、週末しか乗らない場合にはあまり向いていないかもしれません。

カーシェアリングを利用する
カーシェアリングは、会員登録をして必要なときだけクルマを借りるサービスです。スマートフォンから24時間いつでも予約・利用(※1)でき、短時間から使えるため、ちょっとした買い物や送迎にも便利です。また、維持費も不要で、使った分だけの料金で済みます。
原則として借りたステーションに返却しなければならない点には注意が必要ですが、週末しか乗らない場合にはとてもおすすめの選択肢といえます。三井のカーシェアーズは最短30分から、24時間いつでも予約・利用できるため、レンタカーのように店舗の営業時間を気にする必要がありません。予約から乗車、返却までスマートフォン一つで完結できます。(※1)
週末ドライバーにカーシェアリングがおすすめな理由
週末しかクルマに乗らない方にカーシェアリングサービスがおすすめな理由には、自家用車と比べて費用負担が軽減されること、手間がかからないことなどが挙げられます。自家用車と比較したカーシェアリングのメリットには、具体的に以下が挙げられます。
- メンテナンスや管理の手間がかからない
- クルマの購入費や維持費が必要ない
- ガソリン代込みの料金体系が多い
- 24時間いつでもスマートフォンやPCで予約できる
- 短時間から利用できる
- 必要なときだけ使える
- ステーションが多く、アクセスしやすい
-
豊富な車種から用途に合わせて選べる
カーシェアリングは、クルマのメンテナンスや管理の手間が一切かからず、購入費や税金、保険料などの維持費も不要です。ガソリン代が料金に含まれている場合も多く、コスト管理がしやすいでしょう。
さらに、スマートフォンやPCから24時間いつでも予約でき、1回30分程度から短時間で利用できるため、急な用事や週末のちょっとした外出にも気軽に利用できます。また、利用シーンに合わせて豊富な車種からクルマを選べるのもポイントです。必要なときだけ使えるため、週末だけクルマを使いたい方には、経済的かつ利便性の高い選択肢といえるでしょう。

よくある質問
ここからは、週末しかクルマに乗らない場合のよくある質問について回答していきます。
- 週末しか車を使わない場合、カーシェアリングで十分ですか?
- カーシェアリングはどんな人に向いていますか?
- 長期間車に乗らないとバッテリーは上がりますか?
週末しか車を使わない場合、カーシェアリングで十分ですか?
住んでいる環境にもよりますが、近くにカーシェアリングのステーションがある場合、週末だけの利用であれば、カーシェアリングで十分対応できることが多いでしょう。クルマの購入や維持費用、手間がかからず、必要なときだけ気軽に利用できます。毎週末、長時間利用することが決まっていればレンタカーやカーリースも選択肢に入ってきますが、月に数回・短時間の利用なら、カーシェアリングの費用対効果が高いでしょう。
カーシェアリングはどんな人に向いていますか?
カーシェアリングは、週末や休日だけクルマを使いたい人、クルマの維持費や管理の手間を省きたい人、必要なとき必要なだけクルマを使いたい人などに向いています。また、短時間・短距離の利用が多い方や、いろいろな車種を試してみたい方にもおすすめです。
長期間車に乗らないとバッテリーは上がりますか?
クルマは長期間動かさないとバッテリーが放電し、上がってしまうリスクがあります。その他にも、長期間クルマを放置することで起こるトラブルは多くあるので注意が必要です。
>>>詳しくはこちら!
週末ドライバーなら三井のカーシェアーズへ
週末だけクルマを使いたい方には、三井のカーシェアーズがおすすめです。三井のカーシェアーズは、首都圏を中心にステーションを展開し、コンパクトカーからSUV、ミニバンまで豊富な車種を展開しています。
最短30分から10分単位で予約可能なため、必要な分だけ利用できます。6時間以内の予約および利用なら距離料金が0円で、ガソリン代は利用料金に含まれているため、週末だけクルマに乗る方に最適です。予約や利用はスマートフォンから24時間いつでも可能で(※1) 、予約開始時間までキャンセル料が0円です。そのため、急な予定変更にも柔軟に対応できます。ぜひ三井のカーシェアーズでカーシェアリングをお試しください。
※1:ステーションによっては、異なる場合もございます。
監修者:西川 昇吾(にしかわ しょうご)
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービス、カスタマイズやアフターパーツの取材記事など幅広い分野で執筆している。それぞれのユーザー、購入検討者目線を意識した記事執筆を行っている。
















