燃費がいい軽自動車おすすめ3選!車種の比較や燃費が悪い原因も解説
燃費がいいおすすめの軽自動車を一覧表でご紹介します。車種の選び方や燃費が悪くなる理由も解説していますので、クルマ選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
気になる疑問

軽自動車の燃費について教えてください。自家用車が10年落ちの軽自動車なのですが、燃費が悪くなってきたと感じます。軽自動車の燃費が悪くなってしまう場合の要因は何ですか?
専門家の回答

山城 利公(やましろ としまさ)
軽自動車に限った話ではありませんが、燃費の悪化は年数による総合的な劣化が主因です。エンジン内部の摩耗や点火系の性能低下、また足回りのヘタリによる走行抵抗の増大、タイヤの摩耗や空気圧不足も影響します。加えて、一昔前のボディー形状による空力特性や車体剛性が現行車ほど洗練されておらず、クルマの設計世代の違いが、燃費性能に影響します。
軽自動車の燃費って実際どうなの?
軽自動車の燃費を調べる際、参考になるのが「カタログ燃費(カタログに記載されている燃費)」ですが、「実燃費(実際の走行燃費)」とは異なります。理由は、走行環境、搭載されるエンジンや駆動方式、さらに装備品が影響するためです。また、エアコンの使用状況やエンジンへの負荷(乗車人数や運転の仕方)によっても燃費は変わります。こうした実情から、実燃費はカタログ燃費より15%~30%低くなることが一般的です。
2023年度の乗用車全体の燃費平均は、19.8km/L(WLTCモード)という結果が出ています。WLTCモードとは、国際的な燃費の測定方法を指し、市街地・郊外・高速道路など、実際の走行状況に近い3つのシーンで測定した数値で、カタログにも記載されています。現行の軽自動車のカタログ燃費(WLTCモード)は、モデルやグレードによっても異なりますが、20km/L半ば前後を目指すものが多く、特に燃費性能に優れた一部モデルでは28km/L前後に達しています(国土交通省・経済産業省資料をもとにした目安)。

燃費のいい軽自動車おすすめ3選
燃費のいいおすすめの軽自動車を、以下の一覧表にまとめました。ここでご紹介するクルマは、三井のカーシェアーズで試乗できます。
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燃費のいい軽自動車の車種 |
特徴 |
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ダイハツ ムーヴキャンバス |
日常での使いやすさとかわいらしいデザイン |
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スズキ スペーシア ギアHYBRID |
タフなデザインと低燃費を両立した実用派 |
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ホンダ N-BOX |
軽トップクラスの室内空間と高い走行性 |
なお、軽自動車の乗り心地や車種ごとの特徴を体感したいときは、カーシェアリングサービスがおすすめです。最短15分で入会できる、三井のカーシェアーズで気になる車種に乗ってみてはいかがでしょうか。

ダイハツ ムーヴキャンバス

予防安全機能「スマアシ」により、安全性と燃費のよさを両立した軽自動車が、ダイハツ ムーヴキャンバスです。22.4km/L~22.9km/L(2WD・WLTCモード)の低燃費を実現しています。スマアシとは、スマートアシストの略称で、クルマに搭載されているステレオカメラが周囲の状況を認識することで、ドライバーの運転をサポートする、ダイハツの予防安全システムを指します。
日常での使いやすさが魅力の室内空間や、快適な乗り味も特徴の1つです。パワースライドドアにより自動でドアが開くため、荷物で手がふさがっていても積み込みや乗車がスムーズです。
スズキ スペーシア ギアHYBRID

スズキ スペーシア ギアHYBRIDも、燃費のいい軽自動車としておすすめです。21.9km/L~23.9km/L(2WD・WLTCモード)と、燃費のよさと環境への配慮を実現しています。2WDモデルは23.9km/L、ターボモデルでも21.9km/Lという数値は、走行性能を高めたターボモデルでも低燃費だといえるでしょう。
また、「マイルドハイブリッドシステム」が、発進時や加速時にエンジンを優しくアシストしてくれるため、スタイルに負けない高い走行性と省燃費を両立しています。
ホンダ N-BOX

運転時の視界の広さと燃費のよさを兼ね備えているのが、ホンダ N-BOXです。インパネ(インストルメントパネル・運転席前のメーター類やオーディオ周辺を覆う部分)のデザインをフラットに設計することで、ドライバーの視界を遮るものがなくなり、前方の良好な視認性を確保しています。
N-BOXは目線の位置が比較的高めに設計されているため、混雑時の道路でも見晴らしがよく運転しやすいのがメリットです。燃費は、21.6km/L(2WD・WLTCモード)を達成しており、運転のしやすさと燃費のよさを実現しています。子どもが立ったまま着替えられるほど天井の高さがある快適な室内空間も魅力の1つで、背の高い荷物も楽に積めるため、買い物やレジャーでも活躍してくれるでしょう。
【一覧表】軽自動車と普通車の特徴を比較
軽自動車を普通車と比較すると、小回りが利く、維持費が安いといった特徴があります。ここでは、軽自動車と普通車を比較した際の特徴を一覧表にしました。それぞれの特徴は以下のとおりです。

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一覧表 |
特徴 |
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軽自動車 |
・燃費がいい ・小回りが利く ・維持費(税金や保険料)が安い ・積載量が少なめ ・乗車定員が少ない(5人以上乗れない) ・風の影響を受けやすい |
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普通車 |
・選べる車種が多い ・車内スペースにゆとりがある ・乗車定員が多い(5名以上の乗車が可能) ・維持費(税金や保険料)が高い ・車体が大きいと運転が難しい |
燃費がいい軽自動車の特徴

燃費のいい軽自動車は、動力源(エンジン)、ボディー、搭載機能に以下のような特徴があります。
- ハイブリッドシステムを採用している
- ボディーが軽量
- アイドリングストップシステムやエコドライブモードを採用している
それぞれの特徴について詳しく解説します。
ハイブリッドシステムを採用している
燃費のいい軽自動車の特徴として、ハイブリッドシステム(マイルドハイブリッド)を採用していることが挙げられます。ハイブリッドシステムとは、発進や加速時に電気モーターがエンジンを手助けしてくれる仕組みです。このシステムにより不満のない動力性能に加え、低燃費も実現できます。
ボディーが軽量
ボディーが軽量であることも、燃費のいい軽自動車の特徴です。軽量素材を採用し、車両重量を減らしている車種のほか、空気抵抗を減らすデザインの工夫がされている車種も、走行時の負荷が少なくなるため燃費がよくなります。
アイドリングストップシステムやエコドライブモードを採用している
アイドリングストップシステムとは、信号待ちなどで停まっている際に自動でエンジンを停止させることで、燃費向上や騒音・排ガスの削減を図る機能です。これにより、停車時に余分な燃料を使ったり、排ガスを排出したりすることを防ぎます。
エコドライブモードとは、燃費向上と環境負荷低減を目的に、アクセル操作に対するエンジンの反応を穏やかにしたり、エアコンの効きを省エネモードにしたりするなど、クルマの制御を穏やかにする走行モードです。この機能は、アクセルの過度な踏み込みや、エアコンの効かせ過ぎを抑えるのに役立ちます。
燃費の悪い軽自動車の特徴
一般的に燃費がいいイメージのある軽自動車ですが、車種によっては必ずしも燃費性能が高いとはいえないこともあります。ここでは、燃費が必ずしも良好とはいえない軽自動車の特徴を見ていきましょう。

車両重量が重い
燃費が伸びにくいクルマは、車両重量が重い傾向があります。ボディーが大きい車種や4WD機構を備える場合、車両重量が増すことで燃費は不利になりやすいためです。ただし、軽自動車の中でも、悪路での走破性を追求しているモデルや、ハイトワゴンなど車内の快適性を重視しているモデルは、燃費が伸びにくい場合もあるので注意しましょう。
ターボエンジンを搭載している
ターボエンジンを搭載する車種は、走行条件によって燃費が伸びにくい場合があります。ターボエンジンの搭載により走行性能は向上する一方、燃料消費量が増えやすく、燃費面では不利になりがちです。
燃費のいい軽自動車の選び方
燃費のいい軽自動車を選ぶ際は、搭載されるエンジンの種類、モデルや装備の違いなどを比較するのが一般的です。以下で、それぞれの違いと選び方についてご紹介します。

ハイブリッド車かガソリン車かで選ぶ
ハイブリッド車とは、ガソリンエンジンと電気モーター、2つの動力源を組み合わせたクルマです。一方、ガソリン車とは、ガソリンエンジン単体の動力で走行するクルマを指します。
単体の動力源で駆動するガソリン車と比較すると、2つの動力源を効率的に活用するハイブリッド車のほうが燃費がいいのが一般的です。ただし、ハイブリッド車はガソリン車より車両本体価格が高くなる傾向があります。一方で、長く乗るほど燃費のよさによる燃料代の差で、価格差を埋められる場合もあるため、走行距離や使用年数を踏まえて選ぶのがおすすめです。
モデルの違いで選ぶ
2WDや4WDなど、駆動方式の違いや、ターボエンジンが搭載されているかどうかなど、モデルの違いも燃費に大きくかかわります。また、ボディーの形状も燃費に関係します。1人での利用が多いにもかかわらず、ハイトワゴンのようにボディーの大きいモデルを選んでしまうと、その分、車両重量が増し、さらに走行時に風の影響を受けやすくなってしまうので、実燃費が伸びにくくなってしまうでしょう。
軽自動車の維持費
軽自動車は、普通車と比べると維持費が安いという特徴もあります。クルマを選ぶ際は、燃費だけでなく維持費も重要な判断基準です。以下で軽自動車の維持費について紹介します。

税金
クルマの所有者は自動車税を納める義務があり、軽自動車と普通車では税額が異なります。軽自動車税と自動車税の詳細をそれぞれ一覧表にまとめました。
軽自動車税
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区分 |
標準税率 |
|
自家用 |
10,800円 |
|
営業用 |
6,900円 |
(※1)
自動車税
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排気量 |
標準税率 |
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1,000cc以下 |
25,000円 |
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1,000cc超1,500cc以下 |
30,500円 |
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1,500cc超2,000cc以下 |
36,000円 |
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2,000cc超2,500cc以下 |
43,500円 |
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2,500cc超3,000cc以下 |
50,000円 |
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3,000cc超3,500cc以下 |
57,000円 |
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3,500cc超4,000cc以下 |
65,500円 |
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4,000cc超4,500cc以下 |
75,500円 |
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4,500cc超6,000cc以下 |
87,000円 |
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6,000cc超 |
110,000円 |
(※2)
保険料
自動車の保険料には、自賠責保険と任意保険があります。軽自動車の自賠責保険料は、普通車と比べると若干安く設定されているのが特徴です。例えば、24か月契約の場合、軽自動車であれば17,540円、普通車であれば17,650円と設定されています。(2024年4月1日以降初期の契約に適用)
軽自動車の任意保険料も、普通車と比べると安い傾向があります。これには、普通車と比較すると軽自動車の保険料率クラスが低めなどの理由が挙げられます。任意保険の料金は、年齢や等級、車両保険など補償内容によっても変わるので、加入する際は確認しておきましょう。
よくある質問
軽自動車の燃費について、よくある質問を以下にまとめました。

軽自動車で一番燃費がいいクルマは?
現行車種の中で注目は、スズキ アルトが28.2km/L(HYBRID X/Sグレード・2WD・WLTCモード)で、ガソリン車でも25.8km/L(L/Aグレード・2WD・WLTCモード)と、どちらもかなり良好な低燃費を実現しているモデルです。
軽自動車の燃費が伸びない原因は?
燃費が伸びない原因には、タイヤの空気圧が規定値より低い、急発進や急加速などの運転操作、乗車人数や荷物積載による重量の増加などが挙げられます。
軽自動車の燃費が気になるときは、カーシェアリングサービスがおすすめ

普通車と比べて一般的に燃費がいいとされている軽自動車ですが、実燃費や乗り心地のよさは、車種やモデルによって異なります。実燃費は、運転の仕方や環境によっても変わるため、自分のライフスタイルに合った車種を選ぶのがおすすめです。
三井のカーシェアーズなら、実際に軽自動車に乗って走りや乗り心地を体感できます。軽自動車選びで燃費を重視したい方は、ぜひ三井のカーシェアーズをご利用ください。
※記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。
※1:総務省「平成28年度から軽自動車税の税率が変わります」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/102384.html
(最終確認:2026年2月27日)
※2:総務省「2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/131410.html
(最終確認:2026年2月27日)
監修者:山城 利公(やましろ としまさ)
さまざまなカテゴリーのクルマを独自のスタンスで試乗評価。交通インフラ、物流業界の構造、安全運転教育など社会課題にも精通、モビリティ社会の未来に貢献している。物流のプロとして200万km(地球50周以上)無事故走行の実績を持つ。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員













