軽自動車の維持費はいくら?年間でかかる金額・月額の目安を普通車と比較

軽自動車の維持費は、普通車よりも安くなることが一般的です。この記事では、普通車のコンパクトカー、ミニバンと軽自動車の維持費を比較しながら解説します。

軽自動車は普通車より維持費が安いため、所有しやすいクルマだといえます。本記事では、軽自動車の維持費の内訳を詳しく解説します。また、維持費を抑える方法、普通車のコンパクトカーやミニバンと比較した際の金額の差なども紹介しているので参考にしてみてください。

軽自動車の維持費は普通車と比較すると安い傾向

維持費の安い軽自動車

軽自動車の維持費は、基本的に普通車よりも安く済みます。主な理由としては、クルマの排気量や重量が小さいと税額が安くなることや、自動車保険料(任意保険料)が普通車に比べて比較的安いことが挙げられます。

例えば、自動車税について見てみましょう。自家用車の場合、普通車で一番安いのは、排気量661cc~1,000cc以下で、税額は25,000円です。一方、軽自動車(660cc以下)は一律10,800円です。(※1)

また、軽自動車は自動車保険料(任意保険料)についても「事故料率が低い」「1件あたりの保険金支払額が少ない」ことなどを理由に、普通車よりも安くなることが多くあります。

この他、車検費用も普通車に比べて安く済む傾向があることも踏まえると、軽自動車の維持費は普通車よりも安いといえます。

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軽自動車の維持費の内訳

軽自動車の維持費の内訳

軽自動車の維持費の内訳は、以下のとおりです。

  • 自動車税
  • 車検費用(メンテナンス費用)
  • ガソリン代
  • 自動車保険料(任意保険料)
  • 駐車場代

このうち、ガソリン代や自動車保険料(任意保険料)、駐車場代は、個人のライフスタイルや選択によって異なるため、金額に幅があります。また、高速道路を走る場合は高速料金、ローンで購入した場合は返済があります。

ここでは、軽自動車にかかる主な費用を詳しく見ていきましょう。

自動車税

軽自動車にかかる維持費である自動車税は、41日時点で自動車を所有している人に課せられる税金です。

軽自動車は排気量が660cc以下になるため、税額は以下のとおりです。

車種区分

税率

乗用

自家用

10,800円

営業用

6,900円

貨物用

自家用

5,000円

営業用

3,800円

 (※2)

また、新車新規登録から13年経過した車両は「経年車重課」として、おおむね20%の税率が上乗せされます。例えば、乗用の自家用車であれば、12,900円、営業用の場合は8,200円になります。

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車検費用(メンテナンス費用)

車検費用は、新車購入から3年後、以降2年ごとにかかる費用です。車検の費用は、以下の2つから構成されています。

  • 法定費用(自動車重量税・自賠責保険・印紙代)
  • 基本料金

新車新規登録から13年未満の軽自動車の法定費用の目安は26,000円程度です。法定費用はどこで車検を受けても金額に変動はありません。

一方、基本料金は車検を受ける店舗によって料金が異なります。例えば、軽自動車の車検をディーラーで行う場合の基本料金は約35,000円~、整備工場で行う場合の基本料金は約30,000円~などとされます。ディーラーは料金が高くなる傾向がありますが、取り扱い車種専属のメカニックがいる、純正部品がそろうなど安心度の高い整備が受けられるのが強みです。一方整備工場では、汎用性の高い部品を使う、予算に合わせたプランを提供するといった効率性によってコストを抑えています。

法定費用と基本料金を足した金額が車検費用となるため、合計で56,000円~90,000円程度を見込んでおくとよいでしょう。

メンテナンス費用とは、クルマの部品、パーツなどの消耗品にかかる費用です。例えば、エンジンオイルやタイヤ、バッテリーなどがあります。

交換のタイミングや費用はそれぞれ異なります。主なメンテナンスの目安は以下のとおりです。

メンテナンス箇所

交換のタイミング

エンジンオイル

半年程度

タイヤ

3年~5年程度

バッテリー

2年~4年程度

なお、クルマの使用頻度(走行距離)や扱い方によって、消耗するスピードは異なります。上記はあくまで一般的な目安であるため、実際の交換時期とは異なるケースがあります。

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ガソリン代

ガソリン代は、軽自動車はもちろん、普通車であってもガソリンエンジン搭載車を走らせるうえで、不可欠な費用です。

2025年11月10日時点のレギュラーガソリンは、1.0Lあたり178.5円となっています(※3 。軽自動車のガソリンタンクは、25L~27Lが一般的であり、例えば25L給油すると約4,500円かかります。

自動車保険料(任意保険料)

軽自動車にかかる維持費として自動車保険料(任意保険料)も挙げられますが、その金額は補償内容によって変わります。軽自動車は、事故統計による「料率クラス」や必要な保険金額が低いため保険料が安く、平均すると約50,000円(※4)です。

なお、小型乗用車の保険料は約54,000円(※4)、普通乗用車の保険料は約73,000円(※4)のため、軽自動車の保険料のほうが年間で4,000円~23,000円ほど安くなっています。これらの金額は、年齢や車のグレードなどによっても変わるのでご注意ください。

駐車場代

自宅やマンションに駐車場が用意されていない場合、駐車場代も必要となります。料金はエリアや形式などによってさまざまです。エリアだけで見ると、郊外では月額11,000円~15,000円程度ですが、都市部では月額20,000円~30,000円程度かかります。

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【一覧表あり】軽自動車の年間・月額の維持費をシミュレーション

軽自動車の維持費のシミュレーション

軽自動車の年間および月額の維持費を、小型自動車と普通自動車で比較しながらシミュレーションします。以下の5つの費用を比較してみましょう。

  • 自動車税
  • 車検費用(メンテナンス費用)
  • ガソリン代
  • 自動車保険料(任意保険料)
  • 駐車場代

比較する車種やシミュレーションの条件は、以下のとおりです。

<比較車種>

  • 軽自動車...ホンダ N-BOXNA)(※5
  • 小型自動車...トヨタ ヤリス
  • 小型自動車...トヨタ 新型シエンタ(NA
  • 普通自動車...マツダ CX-5

<条件>

  • 車検がある年
  • ガソリン代:180/L
  • 走行距離:362km/月間
  • 駐車場:東京都内
  • 初回新規登録:2019年10月1日以後

それぞれ計算すると、以下の一覧表のようになります。

軽自動車の年間および月額の維持費の一覧表①

軽自動車の年間および月額の維持費の一覧表②

(※6)

上記の条件の場合は、軽自動車は他のクルマに比べて月額3,000円~8,500円ほど、年間で40,000円~100,000円ほど維持費が安くなることがわかりました。特に違いが大きいのは自動車税や車検費用、ガソリン代、保険料です。

なお、自宅に駐車場がある場合や、車検がない年は維持費がさらに安くなります。一方でタイヤ交換やバッテリー交換などのメンテナンスが必要な年は、上記の金額より高くなるケースもあるでしょう。

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軽自動車の維持費を安く済ませる方法

軽自動車は普通車よりも維持費が安く済むとはいえ、年間で数十万円がかかります。維持費を安くするためには、保険料や車検費用を見直すことや、購入時に燃費のよいクルマを選ぶことが効果的です。以下の3つの方法を紹介します。

  • 自動車保険料(任意保険料)を見直す
  • 車検費用を見直す
  • 燃費のよいクルマを選ぶ

それぞれを詳しく見ていきましょう。

軽自動車の維持費の計算

自動車保険料(任意保険料)を見直す

自動車保険料(任意保険料)は自分で補償内容を選んで加入するため、補償内容、付随サービスや特約を見直すことで維持費を抑えられます。

例えば、中古車などでそもそものクルマの価値が高くない場合は、車両保険の補償額を下げたり、補償を外したりするのが効果的です。

また、年齢限定、運転者本人限定などの特約を付けると、保険料を抑えやすくなります。

他にも、代理店経由で保険に入っている人は、ダイレクト型保険に切り替えると手数料がかからないため、補償内容が同じでも保険料が安くなる可能性があります。このように保険の乗り換えや契約方法も検討するとよいでしょう。

車検費用を見直す

車検費用の見直しも、維持費の削減には有効です。車検費用のうち、法定費用はどの店舗で受けても同じ料金のため削減できません。従って、基本料金をどれだけ抑えられるかが重要です。

ディーラーの車検は、専属の整備士が純正パーツを使用して整備するため、質は高い分金額が高くなりがちです。一方、車検専門店やカー用品店、ガソリンスタンドなどで受けると、料金が安く済むケースが多い傾向があります。

燃費のよいクルマを選ぶ

燃費のよいクルマを選べば、ガソリン代を節約できます。軽自動車は、普通車のSUVやミニバンに比べて比較的燃費がよいといわれます。さらに燃費のよいクルマを求めるなら、車両価格は高くなりますが、ハイブリッド(マイルドハイブリッド)搭載モデルの軽自動車もおすすめです。

また、軽自動車のマイルドハイブリッド車はエコカー減税の対象にもなっており、自動車税額も抑えられます。

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維持費の安いおすすめの軽自動車

維持費の安い軽自動車として、以下の3つを紹介します。

  • ホンダ N-BOX
  • スズキ ハスラー HYBRID
  • スズキ スペーシア ギアHYBRID

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOX

ガソリンタンク

27L(4WD 25L

燃費

18.4km/L~21.6km/LWLTCモード)

タイヤの大きさ

14インチ(一部モデル15インチ)

ホンダ N-BOXは、軽自動車でトップクラスの人気を誇るワンボックスカーです。室内スペースの広さに定評があり、家族世帯でも乗りやすいのが特徴です。スライドドアもあるため、子どもやお年寄りもかんたんに乗り降りできます。

>>>ホンダ N-BOXについてはこちら!

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スズキ ハスラー HYBRID

スズキ ハスラー HYBRID

ガソリンタンク

27L

燃費

20.8km/L~25.0km/LWLTCモード)

タイヤの大きさ

15インチ

スズキ ハスラーHYBRIDは、最大25.0km/Lの燃費のよさが特徴です。「クロスオーバータイプのクルマが欲しいけれど、維持費を抑えたい」という人に適しています。ただし、タイヤが15インチと他の軽自動車よりも大きいため、タイヤ交換の費用は十分に確認しておくとよいでしょう。

>>>スズキ ハスラー HYBRIDについてはこちら!

スズキ スペーシア ギアHYBRID

スズキ スペーシア ギアHYBRID

ガソリンタンク

27L

燃費

19.8km/L~23.9km/LWLTCモード)

タイヤの大きさ

14インチ

スズキ スペーシア ギアHYBRIDもハスラーと同様に、ハイブリッドで燃費がよいという特徴があります。室内のスペースが広く、普段使いからアクティビティ利用など、さまざまなシーンで役立つクルマです。

>>>スズキ スペーシア ギアHYBRIDについてはこちら!

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よくある質問

軽自動車の維持費についてよくある質問に答えていきます。

軽バンの維持費はどれくらいですか?

貨物用として使われる自家用の軽バンは、軽乗用車と比べて維持費が抑えられます。自動車税は、軽乗用車が10,800円に対して、軽バンは5,000円です。また、自動車保険料(任意保険料)の平均値は、軽自動車が約50,000円なのに対して、軽バンは約43,000円が目安です。さらに、車検がある年は、軽自動車に比べて12,000円程度安くなる可能性があります。

あまり乗らない軽自動車の維持費は?

クルマに週1でしか乗らない場合や、遠い場所に行くことがない場合などは、維持費としてガソリン代や高速代が抑えられる可能性があります。ただし、ガソリン代(高速代)以外の維持費は基本変わりません。そのため、クルマを所有するかどうかについて総合的に判断する必要があります。利用頻度が極端に低い場合は、カーシェアリングやレンタカーの利用も検討するのがおすすめです。

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軽自動車の維持費は年間最低どれくらいかかりますか?

軽自動車における年間の最低限の維持費は、一概にいくらかかると断定することはできません。なぜなら、軽自動車の維持費は、家に駐車場があるか、車検がない年かどうかなど、所有者の状況やケースによって変動するためです。ただし自動車税や自動車保険料(任意保険料)、駐車場代など、固定費は必ずかかるため、ある程度用意しておく必要があります。

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三井のカーシェアーズなら維持費が不要でクルマに乗ることができる!

軽自動車の維持費をさらに下げたいのであれば、カーシェアの利用がおすすめです。三井のカーシェアーズなら車両価格や維持費を気にせず、軽自動車からSUVやミニバンまでさまざまなタイプの車種に乗れます。

三井のカーシェアーズでは、「月会費+時間料金+距離料金」を基本とした料金体系に、ベーシックプランと月会費無料プランの2つのプランを用意しています。

ベーシックプランは、月会費は880円(税込)ですが、その金額分が毎月のご利用料金から割引されるため、実質的におトクにご利用いただけます。

また、三井のカーシェアーズでは、任意で加入できるトラブルあんしんサポートをご用意しています。トラブルあんしんサポートは、加入により営業補償(ノン・オペレーションチャージ)の費用が免除されるサービスです。さらに、24時間体制のサポートダイヤルを設置しており、事故やトラブルの対応をいたします。

維持費を気にせずクルマに乗るなら三井のカーシェアーズがおすすめです。以下のリンクから会員登録やサービスの詳細をご確認ください。

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入会はこちら

※1:2015年3月31日までに最初の新規検査を受けた軽自動車は旧税率が適用されるため、7,200円となります。

※2:総務省「地方税制度」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/102384.html
(最終確認:2025年12月24日)

※3:一般社団法人エネルギー情報センター「ガソリン価格」
https://pps-net.org/oilstand/tokyo
(最終確認:2025年11月10日)

※4:損害保険料率算出機構「2024年度 自動車保険の概況」
https://www.giroj.or.jp/publication/outline_j/j_2024.pdf#view=fitV
(最終確認:2025年12月24日)

※5:NAとは、「Natural Aspiration(自然吸気)」の略です。

※6:上表はあくまでも例であり、シミュレーションです。条件によって異なりますのでご注意ください。

記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。

監修者:山城 利公(やましろ としまさ) 画像

監修者:山城 利公(やましろ としまさ)

モータージャーナリスト
さまざまなカテゴリーのクルマを独自のスタンスで試乗評価。交通インフラ、物流業界の構造、安全運転教育など社会課題にも精通、モビリティ社会の未来に貢献している。物流のプロとして200万km(地球50周以上)無事故走行の実績を持つ。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員