カーシェアでのチャイルドシートってどうしてる?持ち込みの方法やおすすめの選び方
カーシェアには備え付けのチャイルドシートが必ずあるわけではありません。しかし、着用義務は法律で定められているため、自分で用意する必要があります。この記事では、レンタルや購入といった入手方法や選び方、注意点についてご紹介します。
気になる疑問

カーシェアを利用したいのですが、子どもがいるため、チャイルドシートを持ち込みしようと考えています。持ち運びが楽なものを選びたい場合、どのようなポイントを意識すればいいですか?また、他の人はチャイルドシートをどうしているのか気になります。
専門家の回答

山城 利公(やましろ としまさ)
カーシェアで使うチャイルドシートは、軽量・コンパクトで持ち運びやすく、利用する車種に対応したモデルを選ぶのがおすすめです。また、利用頻度が高い方は購入、一時的な利用ならレンタルを選ぶ方もいます。チャイルドシートを使用する場合は、車内スペースや乗車人数を考慮し、余裕を持って設置できる車種を選びましょう。
カーシェアでチャイルドシートはどうしてる?用意する方法
カーシェアを利用する場合でも、小さな子どもを乗せる際にはチャイルドシートが必要です。ただし、カーシェアには必ずチャイルドシートが用意されているわけではありません。道路交通法で6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が義務付けられているため、カーシェアを利用する場合も原則として自分で用意する必要があります。利用する前に、チャイルドシートをどのように用意するか事前に検討しておきましょう。
カーシェアを利用する際のチャイルドシートを用意する方法は、いくつかあります。レンタルの場合は、子どもの成長に合わせてその都度適したチャイルドシートを選べます。また、利用する期間や回数によっては、購入するより費用を抑えられる場合もあるでしょう。一方、頻繁にカーシェアを利用する場合は、チャイルドシートを購入したほうが、長期的には費用を抑えられたり、その都度レンタルする手間を省けたりします。その他、カーシェア会社のオプションを利用する方法もあるでしょう。チャイルドシートを用意する方法は以下が挙げられます。
- レンタルする
- 購入する
- カーシェア会社のオプションを利用する
詳しく見ていきましょう。

レンタルする
チャイルドシートを用意する方法の一つとして、レンタルが挙げられます。チャイルドシートの利用頻度が低い場合は、購入するよりもレンタルのほうが費用を抑えられる可能性があります。また、必要な期間だけ借りられるため、保管場所に困らない点もメリットです。さらに、複数のモデルから自分の子どもに合ったチャイルドシートを選べるため、成長に合わせて適したサイズを選べます。
なお、一部の地域では、警察署・自治体でチャイルドシートを無料または低価格でレンタルできる場合があります。ただし、条件が設けられていたり、モデルを選べなかったりすることがあるうえ、基本的には予約が必要です。利用の前に、これらの点をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
購入する
カーシェアを頻繁に利用する場合は、チャイルドシートを購入する方法がおすすめです。購入時にはまとまった費用がかかりますが、長期的に使うことで、レンタルを繰り返すよりも費用を抑えられる場合があります。自分の子ども専用のチャイルドシートとして、必要なタイミングですぐに使える点もメリットです。
カーシェア会社のオプションを利用する
カーシェア会社によっては、チャイルドシートの貸し出しに対応している場合があります。カーシェアとあわせて予約でき、持ち運ぶ手間もないので便利でしょう。ただし、選べるモデルや在庫数は一般的なレンタルサービスほど多くなく、チャイルドシートの貸し出しに対応している会社も限られます。
実際、カーシェアにチャイルドシートを持ち込むときどうしてる?
カーシェアでチャイルドシートを使用する際は、持ち運びや設置の負担、子どもが車内で快適に過ごせるかどうかなど、気になる点も多いでしょう。車種選びやアイテムの活用を工夫することで、チャイルドシート利用時の負担を軽減できます。具体的には以下のようなポイントを意識すると、より快適に利用できるでしょう。
- チャイルドシートを利用しやすい車種を選ぶ
- 子どもが快適に過ごせるアイテムを活用する
どちらも詳しく解説します。

チャイルドシートを利用しやすい車種を選ぶ
車種によって、チャイルドシートの設置のしやすさや、子どもの乗せ降ろしのしやすさは異なります。スライドドアを採用した車種であれば、ドアの開閉スペースを確保しやすく、チャイルドシートを使用する際にも便利です。また、チャイルドシートを2台使用する場合は、大人も快適に乗車できるよう、車内にゆとりのある車種を選ぶとよいでしょう。三井のカーシェアーズでは、スライドドア車やミニバンなど、子連れでのお出かけに利用しやすい車種も取り揃えています。(※1)
子どもが快適に過ごせるアイテムを活用する
カーシェアでの移動中は、子どもが快適に過ごせるよう便利なアイテムを活用しましょう。サンシェードは子どもを日差しから守るだけでなく、車内温度の上昇を抑える効果も期待できます。タブレットホルダーは、チャイルドシートに慣れず子どもが落ち着かないとき、動画を見せるのに役立ちます。動画は事前にダウンロードしておくと、外出先でもスムーズに視聴できて便利でしょう。
カーシェアでチャイルドシートを使うときの注意点
カーシェアでチャイルドシートを使う際は、使用義務を理解し、事前に準備しておくことが大切です。子どもの安全を守るためにも、正しい使い方を確認しておきましょう。また、カーシェアは多くの人が利用するサービスのため、予約時間を守ることやきれいに使用することも大切です。主な注意点は以下の3つです。
- 6歳未満の子どもはチャイルドシートの使用義務があることを理解する
- 取り付け・取り外しの時間を考え余裕を持って利用する
- 車内やチャイルドシートを汚さないよう配慮する
それぞれ詳しく解説します。

6歳未満の子どもはチャイルドシートの使用義務があることを理解する
6歳未満の子どもをクルマに乗せる場合、カーシェアのクルマであってもチャイルドシートの使用が法律で義務付けられています。(※2)大人用のシートベルトは、一般的に身長約150cm以上を想定して設計されています。そのため、年齢が6歳以上であっても、身長約150cm未満の子どもを乗せる場合は、ジュニアシートの使用が推奨されています。万が一の事故から子どもの安全を守るためにも、チャイルドシートを使用することが重要です。
取り付け・取り外しの時間を考え余裕を持って利用する
カーシェアでチャイルドシートを使用する際は、取り付けや取り外しに時間がかかることで、予約時間を超えてしまい延長料金が発生する場合があります。特に初めての方は時間がかかることがあるため、30分ほど余裕を持って予約を取るとよいでしょう。事前に余裕を持って予約しておくことで、チャイルドシートの取り付けや取り外し、運転にも落ち着いて対応できます。
>>>チャイルドシートの詳しい取り付け方法についてはこちら!
車内やチャイルドシートを汚さないよう配慮する
カーシェアのクルマもレンタルのチャイルドシートも汚れや傷を付けてしまうと、追加料金が発生する場合があります。特に子どもの靴の汚れや食べこぼしには注意が必要です。また、チャイルドシートを直接取り付けると、重みや振動で座席(座面)に跡が付いてしまうことがあるため、必要に応じてチャイルドシート用の保護マットを活用するとよいでしょう。保護マットの扱いについては、取扱説明書を確認することが大切です。
また、小さな子どもは、おむつ漏れでチャイルドシートを汚してしまうこともあります。体型に合った適切なサイズのおむつを付けるなどして対策するとよいでしょう。
加えて、利用前後には車内やチャイルドシートに汚れや傷がないかをチェックする習慣をつけましょう。こうした作業にも時間がかかるため、予約時間には余裕を持って利用することが大切です。
カーシェアで使うチャイルドシートの選び方
カーシェアで使うチャイルドシートは、持ち運びやすく、使い勝手のよいモデルを選ぶのがおすすめです。カーシェアで使う際には、ステーションまでチャイルドシートを運ばなければならないため、コンパクトで軽いものを選びましょう。また、幅広い車種に対応し、子どもの成長に合わせて長く使えるモデルを選ぶことで、より使いやすくなります。主に以下の5つのポイントを確認しましょう。
- 軽量のモデルを選ぶ
- コンパクトなモデルを選ぶ
- 車種を問わず使用できるモデルを選ぶ
- 取り付け・取り外しがかんたんなモデルを選ぶ
- 長く使えるモデルを選ぶ
一つずつ見ていきましょう。

軽量のモデルを選ぶ
カーシェアを利用する場合、自宅からクルマまでチャイルドシートを運ぶ必要があるため、軽量モデルを選ぶと持ち運びの負担を軽減できます。子どもを抱えながらの移動であっても、軽量モデルを選ぶことで負担が軽減されるでしょう。また持ち手が付いているタイプも持ち運びに便利です。
コンパクトなモデルを選ぶ
クルマを所有しておらず、カーシェアをよく利用する場合は、チャイルドシートを自宅で保管することになります。そのため、コンパクトタイプや折り畳んで収納できるタイプを選ぶと便利です。また、湿気が少なく直射日光の当たらない場所に保管することで、チャイルドシートの劣化を防げるでしょう。
車種を問わず使用できるモデルを選ぶ
カーシェアは多種多様なクルマを選べることが特徴です。そのため、チャイルドシートもさまざまな座席にフィットする汎用性の高いものを選びましょう。ISOFIX対応、シートベルト固定の両方に対応したモデルなら、さまざまな車種で使用しやすく便利です。ISOFIXとは、シートベルトを使わず専用金具でチャイルドシートを座席に直接固定する方式で、2012年7月以降に発売された乗用車には、ISOFIX対応の固定金具の装備が義務付けられています。また、チャイルドシートのサイズによっては、軽自動車など一部の車種では設置できない場合があります。購入前に適合車種を確認しておきましょう。
三井のカーシェアーズは軽自動車からミニバンまで幅広い車種を用意しています。チャイルドシートの種類や、利用シーンに合わせて車種を選べるのも、大きな魅力です。(※1)
取り付け・取り外しがかんたんなモデルを選ぶ
カーシェアは予約に応じて利用時間が決まっているので、取り付け・取り外しがしやすいモデルを選ぶと便利です。ISOFIXモデルは、クルマのISOFIX固定金具に取り付けられるため、比較的スムーズに装着できます。シートベルト固定タイプに比べて初心者でもかんたんに装着でき、慣れれば数分で設置できるでしょう。チャイルドシートをスムーズに取り付けられるモデルなら、カーシェアもより快適に利用できます。
長く使えるモデルを選ぶ
子どもの成長に合わせて使えるチャイルドシートを選ぶと、買い替えの回数を減らせます。特にロングユースモデルは、成長に応じて形状を変更できるため、長期間使用できる製品が選べるのも魅力です。結果として、買い替えの負担を軽減でき、長期的にはコストを抑えられるでしょう。
よくある質問
チャイルドシートをカーシェアで利用する際のよくある質問をご紹介します。
チャイルドシートを用意するおすすめの方法は?
カーシェアの利用頻度が高く、使い慣れたチャイルドシートを継続して使用したいという方には、購入がおすすめです。また、使用履歴が明確で衛生面を重視したい方にも適しています。一方、旅行などの一時的な利用であれば、レンタルも選択肢の一つです。費用を抑えたい場合は、自治体や一部の警察署などで実施している貸し出し制度がないか確認してみましょう。
持ち運びが面倒なときはどうすればいい?
持ち運びの負担を減らしたい場合は、軽量なチャイルドシートを選ぶほか、チャイルドシートの貸し出しサービスがあるカーシェア会社を利用する方法があります。ただし、チャイルドシートの貸し出しに対応しているカーシェア会社は限定的です。チャイルドシートの着脱に手間を感じる方は、比較的かんたんに固定できるISOFIX対応のチャイルドシートを選ぶとよいでしょう。レンタルや購入であれば、自分の希望や用途に合ったチャイルドシートを選びやすくなります。
子どもがチャイルドシートを嫌がるときはどうすればいい?
子どもがチャイルドシートに乗るのを嫌がる理由の一つとして、座り心地の悪さが考えられます。ベルトがきつかったり、位置が適切でなかったりすると嫌がる原因になるでしょう。成長するにつれて、適切なベルトの位置は変わるため、その都度調整することも大切です。
また、親が見えないことも子どもが嫌がる原因になります。大人が2人いる場合は、片方が隣に座って安心させてあげましょう。体を動かしたくて落ち着かない場合には、お気に入りのおもちゃを持たせてあげたり、音楽をかけたりすることで落ち着くかもしれません。
まとめ
チャイルドシートは、小さなお子さまと安全にドライブを楽しむための必需品です。家族とのお出かけでクルマに乗る際には、チャイルドシートを用意しましょう。
三井のカーシェアーズでは、ISOFIX対応のチャイルドシートを取り付けられる車種を用意しています。(※1)チャイルドシートや利用シーンに合わせて車種を選び、チャイルドシートを正しく使用したうえで、安心してカーシェアを活用しましょう。
※1:三井のカーシェアーズでは、チャイルドシート・ジュニアシートの貸し出しサービスは行っておりません。
※2出典:警察庁「子供を守るチャイルドシート」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/childseat.html
(最終確認日:2026年8月12日)
※記事内容は公開時のものです。変更になる場合があります。
監修者:山城 利公(やましろ としまさ)
さまざまなカテゴリーのクルマを独自のスタンスで試乗評価。交通インフラ、物流業界の構造、安全運転教育など社会課題にも精通、モビリティ社会の未来に貢献している。物流のプロとして200万km(地球50周以上)無事故走行の実績を持つ。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員









