人気の軽自動車を比較!ジムニーやデリカミニ、N-BOXほか全6車種の使い勝手を解説

全長3.4メートル以下のコンパクトなボディで、狭い路地や駐車場でも運転しやすい軽自動車。一方で、見た目以上に後席や荷室の空間も広く、使い勝手良好なのもうれしいところです。三井のカーシェアーズでも、アウトドアで映える軽SUVから、背の高いスライドドアタイプまで、さまざまな車種を導入してご好評をいただいています。

そこで今回は、20266月現在導入している軽自動車各モデルについて、その特徴や魅力をじっくり紹介します。あなたが気になる軽自動車はどのモデルでしょうか。

スズキ「スペーシア ギア」

どんなクルマ?:タフなSUVスタイル+スライドドア=アウトドアでも映えて使いやすい!

「ジムニー」などのタフなイメージと共通するスタイリングはアウトドアでも映える!

スズキで、今、最も売れている軽乗用車「スペーシア」は、背が高い車体にスライドドアを備えた効率的なパッケージングで、ファミリー層を中心に大人気のカテゴリー「軽スーパーハイトワゴン」に属します。2017年登場の2代目スペーシアをベースに、内外装に力強いSUVテイストを加え、アウトドアでの使い勝手もグッと高めた派生モデルとして、2018年12月に追加されたのが「スペーシア ギア」です。

「スペーシア ギア」は、2024年9月に実施されたフルモデルチェンジで、さらなる進化を遂げました。丸型ヘッドライトなどの特徴は継承しながら性能を高めるとともに、安全装備をはじめとする先進運転支援機能も充実しています。

運転のしやすさや走りのキャラクター

「スペーシア ギア」専用のカーキ色のアクセントが施されたインパネ周りは収納も多く極めて実用的

運転席からの前後左右の見晴らしはきわめて良好。初めて乗っても違和感なくドライブできるでしょう。

また、低速域からモーターのアシストが加わるマイルドハイブリッドによる力強さに加え、スズキが得意とする高剛性かつ軽量ボディにより、軽スーパーハイトワゴンながら軽快な走りと優れた燃費性能を兼ね備えています。

前席/後席/荷室の広さや使い勝手

足元にゆとりのある後席。座面の先端に備わるのが多機能な「マルチユースフラップ」

後席は、身長140cm前後のお子さまなら立ったまま着替えられるほどの室内高を確保。狭い場所でも乗り降りしやすいスライドドアも備わり、使い勝手にも優れています。2代目では、後席上に載せた荷物の飛び出しなどを防ぐ多機能な「マルチユースフラップ」も追加され、後席の快適性や使い勝手も大幅に向上しています。

加えて、汚れのふき取りがしやすい荷室や撥水機能付きのシートなどで、汚れ物も多いアウトドアレジャーでも気兼ねなく利用できるのも魅力です。

※なお、三井のカーシェアーズのカーシェア提供車両には、「スペーシア ギア」の先代モデルも含まれます。

>>>「新型スペーシア ギア」の詳しい解説を見る

ホンダ「N-BOX」

どんなクルマ?:とにかく一度乗ってみて! 日本一売れている「軽の万能選手」

街で見かけない日はないくらいの人気者! 絶大な支持を集め続ける理由を、乗って確かめてみよう!

今、軽自動車・普通乗用車を問わず、日本で最も売れているクルマがホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」です。2025年度は5年連続の国内販売台数1位を獲得するなど、長年にわたり高い人気を集めています。

初代は201112月にデビューし、瞬く間に大ヒットモデルに。2017年9月登場の2代目、そして2023年10月フルモデルチェンジした現行型(3代目)とキープコンセプトなまま進化。変わらず今もなお高い人気を維持し続ける秘訣は、全方位にわたって万能選手であることに尽きます。

老若男女から好感をもたれる端正なスタイリング、扱いやすいエンジン特性やしっかりした走り、優れた安全性能、多彩なシートアレンジなど、枚挙にいとまがありません。

運転のしやすさや走りのキャラクター

3代目のN-BOXは従来よりもシンプルなレイアウトとなり、運転席からの見晴らしも向上

運転席から前方や側方を見晴らすと、死角の少なさに気付くはずです。さらに細部まで見渡せる補助ミラーが備わるなど、ドライバーに寄り添った配慮が随所に見られます。軽快によく回るエンジン特性により、街乗り用途では大きなボディを難なく走らせます。ただし、自然吸気(ノンターボ)エンジン車の場合、多人数乗車時や荷物を満載した状態での高速道路走行や山道走行では、やや力不足を感じる場面もあるかもしれません。

前席/後席/荷室の広さや使い勝手

シートアレンジの多さは圧倒的! 写真は座面をチップアップした状態(奥側)

N-BOXは、全高1.7メートル級の背高ボディと後席両側スライドドアを備え、ファミリー層を中心に売れ筋となっている激戦区カテゴリーの「軽スーパーハイトワゴン」に属します。ですが他社とホンダが違うのは、低床設計を活かした独自のパッケージングにあります。

後席はスライドや前倒し収納に加え、座面を跳ね上げることもできるなど、多彩にアレンジ可能。広がった空間の床面には背の高い植木を積むこともでき、工夫次第でとことん活用できる点がN-BOX最大の魅力といえるでしょう。

※なお、三井のカーシェアーズのカーシェア提供車両には、N-BOX先代モデルも含まれます。

>>>「新型N-BOX」の詳しい解説を見る

三菱「デリカミニ」

どんなクルマ?:ゴツいのにかわいい!?個性強めなキャラで人気急上昇中の軽スーパーハイトワゴン 

かわいらしさとイカツさが共存する三菱「デリカミニ」の印象的なスタイリング(画像は初代デリカミニ)

三菱「デリカミニ」の車名は、タフなスタイリングや高い走破性が長年支持されてきた、50年以上の歴史を持つワンボックスワゴン・ミニバンの"デリカ"シリーズに由来します。売れ筋の軽スーパーハイトワゴンカテゴリーに属しながら、兄貴譲りのタフなキャラを前面に打ち出した独自路線によって、2023年のデビュー直後から大人気に。さらに2025年10月には2代目へとフルモデルチェンジし、内外装や走行性能、安全性能などを大きく進化させています。

運転のしやすさや走りのキャラクター

ちょっとヤンチャな外装とは異なり、「デリカミニ」の内装はシックで落ち着いた雰囲気が魅力(画像は初代デリカミニ)

内装は質感が高く落ち着いた雰囲気で、前後左右の窓もすべて大きいため、落ち着いて運転することができます。外観のタフなイメージとは違って、走りの性能に癖はなく、乗り心地も良好。特に4WDモデルは専用の足回りを備え、悪路での走破性や快適性をさらに高めています。

標準の自然吸気(ノンターボ)エンジンは必要にして十分な性能を備えていますが、他の軽スーパーハイトワゴン同様に車体が大きく重いため、負荷のかかる坂道や高速道路などでは、アクセルを強く踏み込むシーンが増えます。

前席/後席/荷室の広さや使い勝手

フルフラットではないものの、後席を倒せば床面が低く、使い勝手のよい荷室空間が拡大(画像は初代デリカミニ)

大きな開口部を誇る後席両側スライドドアは、左右独立で前後のスライドも可能。後席にも十分なゆとりが確保されており、さまざまな乗り方や使い方に対応できます。また、後席に風を送るリアサーキュレーターが装備され、広い空間では低下しがちな空調効果を高める工夫も施されています。

荷室の床面は汚れや傷に強いタフな造りで、キャンプ道具などを積むのにも都合のよい設計。バックドアも大きく開き、床面も低いので積み下ろしもスムーズに行えます。

>>>「デリカミニ」の詳しい解説を見る

ダイハツ「ムーヴキャンバス」

どんなクルマ?:ありそうでなかった!「かわいい」+「後席スライドドア」が生み出した独自のキャラクター

パステル調の2トーンカラーが印象的な写真の「ストライプス」に加え、シックなモノトーンの「セオリー」もラインアップ

やや背の高い全高1.6メートル級ボディのオーソドックスな実用車であるダイハツ「ムーヴ」をベースとして、2016年に誕生したのが「ムーヴキャンバス」です。女性ユーザーを意識した丸みを帯びたレトロなスタイリングや明るい内装を組み合わせ、他にはない個性を打ち出しました。

ポップでカラフルな内外装だけではなく、同クラスではありそうでなかった後席両側スライドドアの採用が画期的でした。2022年のフルモデルチェンジでは、かわいらしいイメージはそのままに、新生代のプラットフォーム(車台)となり、走行性能や燃費、安全機能もさらに充実するなど、より魅力が増しています。

運転のしやすさや走りのキャラクター

角をとり丸みを帯びたインパネ周りは、スマホなどを気軽に置きやすい実用的なレイアウト

水平基調のインパネ周りはシンプルで視界もよく、運転しやすい仕様。また、頭上の高さに余裕のある軽スーパーハイトワゴン車に比べると、ムーヴキャンバスはむしろちょうどよい高さといえるでしょう。上質な素材のフロントシートと相まって、居心地がよく、落ち着いて感じられる点も魅力です。

エンジンは自然吸気(ノンターボ)エンジンがメインで、2代目からは、より性能が向上したターボエンジン車もラインアップに加わっています。軽い車体を生かし、ノンターボでも1~2名乗車であれば走行性能にも余裕があります。

前席/後席/荷室の広さや使い勝手

狭い駐車場でもドアを自動で開けつつ後席右側へ荷物を置き、スッと運転席に乗り込める。電動スライドドアの便利さに慣れると外側に開くドアのクルマにはもう戻れなくなるかも

スライドドア車というと、ファミリーユースをイメージしがちですが、ムーヴキャンバスは主に前席を使うユーザーの日常利用に着目しました。買い物時の荷物積み込みがしやすいスムーズなドア設計に加え、後席シート下からスライドしバッグなどの手荷物を置くことができる「置きラクボックス」、前席の保温機能付きドリンクホルダーなど機能性と使い勝手のよさを備えています。

>>>「ムーヴキャンバス」の詳しい解説を見る

スズキ「ジムニー」

どんなクルマ?:軽自動車唯一の本格派「四輪駆動車」! レトロなスクエアデザインもカッコいい

軽自動車唯一の本格的な四輪駆動車「ジムニー」は、狭い悪路でも問題なく走行できる走破性の高さが自慢!

今回比較してきた軽自動車のなかでも、唯一無二のキャラクターを備えているのが、このスズキ「ジムニー」でしょう。1970年の初代デビュー以来長い歴史を誇る四輪駆動車です。小さいながらも優れた悪路走破性を誇り、走行性能の高さで長年愛されてきました。

現行モデルは2018年に登場した4代目。原点回帰したレトロなスクエアデザインが支持を集め、納車待ちが続くほどの人気モデルとなりました。

運転のしやすさや走りのキャラクター

後席に乗り込むときの不便さすら「個性」と感じられるのもまた「ジムニー」の良さかも

ラダーフレーム構造の骨格や足回りは、乗用車ではトヨタ「ランドクルーザー」などごくわずかな四輪駆動車にしか採用されない本格的な機構で、極めて優れた悪路走破性と耐久性を備えます。その分、他の軽自動車や小型車などから乗り換えると、独特の上下・前後動を伴う乗り味はやや癖を感じるかもしれません。しかし高い着座位置からの見晴らしは良好。パワフルなターボエンジンと合わせ、狭い悪路などでも低速から力強く走ることができる頼もしさを味わえます。

前席/後席/荷室の広さや使い勝手

横開きのバックドアを開けると定員乗車時の荷室スペースはほぼない。2名乗車が基本なら後席を倒したまま使うのも便利

屈強なフレームを備えるため車内の床は高く、乗り降りのしやすさは一般的な軽乗用車に及びません。着座姿勢も独特な上、室内空間も広さが自慢の他の軽乗用車と比べるとミニマムレベルでしょう。とはいえ、後席を倒せばフラットな床面を持つ十分な荷室空間が広がるので、1人もしくは2人の小旅行やアウトドアレジャーなら荷物を満載して出かけることもできます。

また、軽い力で開閉可能な横開き式のバックドアも、後部にスペアタイヤを積むジムニーならではの特徴といえるでしょう。

>>>「ジムニー」の詳しい解説を見る

スズキ「ハスラー」

どんなクルマ?:「ジムニー」譲りのアウトドアテイストをライトに表現した軽快な小型SUV!

小さいけれど存在感は強め! ジムニー譲りの強い個性は健在

前述の「ジムニー」のように小型でタフな四輪駆動車のイメージを、実用的な軽ハイトワゴンに加えて誕生したのがスズキの「ハスラー」です。アウトドアに映えるゴツさと、小さな軽自動車らしいかわいらしさを兼ね備えた内外装の仕立ても絶妙で、2014年の登場以来ロングヒットモデルとして高い人気を集めています。

現行型は20201月発売の2代目。人気を集めた丸目ライトのイメージはそのままに車内の空間を拡大。マイルドハイブリッド搭載で燃費も向上するなど、さまざまな面で改良の手が加わっています。

運転のしやすさや走りのキャラクター

タフな腕時計「Gショック」を思わせる内装のアクセントカラーはボディカラーによっても異なる

重厚なジムニーに対し、よりきびきびと軽快に走るのがハスラー最大の魅力といえます。現在主流の背が高い軽スーパーハイトワゴンと比べても、重心が低い分走行安定性は高く、車体も軽いため燃費が良好なのもうれしいポイントです。

フロントウインドウは天地が短く、ガラス面も直立気味のため、やや前方上部の視界を遮る面もありますが、慣れれば問題はないでしょう。

前席/後席/荷室の広さや使い勝手

助手席までシートを倒せば、「車中泊」も可能なくらい長くて広い空間

現行型の刷新時、初代に比べ車体をより四角い形状としたため、頭上まわりの空間が広がりました。前席のインパネ周りは、Gショックを思わせる形状とカラーアクセントが入り、遊び心も満点。

後席は左右それぞれにスライド機構を備え、効率的にアレンジできます。後席の背面や荷室床は樹脂素材を使用、荷物の積み下ろしがしやすく、汚れた際にもふき取りしやすい仕様となっています。さらに、助手席までほぼフラットに前倒しできるので、サーフィンボードなど長い荷物でも積載できます。

>>>「ハスラー」の詳しい解説を見る

軽自動車はいくらで借りられるのか

車種クラス「ベーシック」は、最短30分から10分単位で予約可能です。ベーシックプランの場合、10150円、6時間パックなら4,280円で利用できます。この他におトクな夜間パックなども用意されています。

お買い物や送迎、レジャーなど幅広いシーンで活躍する軽自動車。コンパクトで運転しやすく、気軽に利用できるのが魅力です。普段使いから週末のお出かけまで、ぜひご活用ください。

>>>最新の料金情報はこちら
https://www.carshares.jp/plan/

文:前原稔
編集:わたなべひろみ/アケホノ+type-e

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