【千葉】黄金に輝く「地産地消温泉」に癒され地元食材グルメを楽しむドライブ

暑い中にも秋の気配が感じられてきた、今日この頃。涼しくなったら行きたいスポットといえば、やっぱり温泉。今回は天然温泉を地場産の天然ガスで温めていることから「地産地消温泉」と呼ばれ、温泉マニアからも高い評価を受ける温泉を目指して、秋のおすすめドライブルートを巡ります。

都内から「道の駅むつざわ つどいの郷」まで約90分のドライブ

地産地消温泉は千葉県長生郡睦沢町(むつざわまち)にある「道の駅むつざわ つどいの郷(以下、道の駅むつざわ)」にあります。都内から道の駅むつざわまで、東京湾アクアラインを利用して、およそ90キロ。時間にすると約90分の道のりです。東京湾アクアラインを渡り、木更津JCTで圏央道へ。市原鶴舞ICから一般道を走行し、20分ほどで到着します。

出発ステーションによっては、ナビは京葉道路ルートを案内するかもしれません。京葉道路を千葉方面へ進み、千葉東JCTより千葉東金道路を利用。東金ICで圏央道に分岐し、茂原長南ICから20分ほど一般道を走行すると到着です。

今回、利用したステーションは「リパーク妙典3丁目(自転車可)」。京葉道路や首都高湾岸線へのアクセスが良好なステーション
圏央道は直線が多くて運転しやすく、見晴らしのいいドライブを楽しめる

「道の駅むつざわ つどいの市場」で新鮮な農水産物や特産品の豊富さに驚き

緑に包まれた立地と白い建物のコントラストが印象的な道の駅むつざわ

2019年にリニューアルオープンした道の駅むつざわ。睦沢町産をはじめ、地域の農水産物や加工品を取り揃えた「つどいの市場」や、「地産地消温泉」こと「むつざわ温泉つどいの湯(以下、むつざわ温泉)」、地域の食材をふんだんに扱うイタリアンレストラン「トラットリア・ドゥーエ」、BBQガーデンや車中泊スペースなど、多くの魅力ある施設を構える人気の道の駅です。

駐車場は県道150号などの大きな道路に面し、近くに信号もあるため出入りがしやすく、158台分(障害者用3台分)のスペースを確保

訪れたのは平日の10時でしたが、つどいの市場には既に多くのお客さんの姿が。農作物は補充されるそばから売れていきます。スタッフさんによると人気の高い農産物は、午前中で売り切れてしまうこともあるそう。

旬の野菜などの人気商品は次々と売れていく。地元農家の方々が採れたて野菜を直送で補充
売り場は広く、品揃えも豊富。野菜はどれも瑞々しくツヤツヤしていて、袋ごしにも鮮度の高さが伝わる
睦沢町産の白米は、数種類の品種を販売。別室に精米機が設けられており、購入した当日に限り無料で精米が可能
睦沢町のお隣、いすみ市で収穫された桃も販売されていた
地元睦沢町産の特産品コーナーには、ハチミツや甘酒、銘店の焼き菓子などが並ぶ
別室の花売場には、多種多様な観葉植物が販売されていた

少し早いですが、売り切れる前にと気になるお土産を購入! 帰宅後、すぐにトウモロコシをいただいたのですが、とても甘く、早々に売り切れるのも納得のおいしさでした。

「トウモロコシ」350円、「ナス」150円、「梨(幸水)」900円、「むつざわのはちみつ」1,400円(すべて税込み)

むつざわ温泉の黄金の湯で日々の疲れを癒やす

むつざわ温泉は10時オープン。開店と同時にタオルや着替えを手にしたお客さんが次々と入湯し、人気の高さをうかがわせます。

むつざわ温泉の入場料は大人800円、小中学生400円、未就学児は無料(すべて税込み)

濃いオレンジ色が美しいお湯は「かん水」と呼ばれ、地下深くの地層に閉じ込められた太古の海水が元になったもの。浴場に入ると、ヨウ素独特の香りに包まれます。適応症(効能)には筋肉や関節の疲れやこわばり、冷え性、切り傷、末梢循環障害、疲労回復、健康増進、皮膚乾燥などが挙げられています。

かん水はヨウ素が多いのが特徴。色合いから「黄金の湯」とも呼ばれる(画像提供:道の駅むつざわ)
内湯には源泉かけ流しの浴槽が設けられており、その成分のよさは温泉マニアから絶賛されるほど(画像提供:道の駅むつざわ)
男湯と女湯は若干、設備が異なり、定期的な入れ替えを実施。スケジュールは公式サイトに告知されている(画像提供:道の駅むつざわ)

温泉の他、ドライサウナとミストサウナも設けられ、シャンプーなどのアメニティも完備。タオル類は販売もしており、手ぶらで訪れても温泉を楽しむことができます。

温泉からあがったら、欲しくなるのはやはり冷たいもの! 総合受付のカウンターにはカフェが併設され、コーヒーマシンで淹れる挽きたてのコーヒーやエスプレッソドリンク、クッキーなどの焼き菓子、そしてソフトクリームが注文できます。今回は湯上がりの体を冷ますべく、「ソフトクリーム バニラ」と「ソフトクリーム ほうじ茶」をオーダーしました。

「ソフトクリーム バニラ」、「ソフトクリーム ほうじ茶」各400円(税込み)。コーンかカップを選ぶことができる

ソフトクリームはしっかりとした重みがあって、食べごたえ満点です。ほうじ茶のほのかな香りはソフトクリームの繊細な味わいと相性が良く、後味を爽やかに演出してくれます。

道路を挟んだ東側には「オリーブの森」と呼ばれるエリアがあり、BBQガーデンと車中泊スペースが設けられています。ミニバンなどシートがフルフラットになる車両を借り、温泉に入ってから車中泊するのも楽しそうです。

>>>「キャンプや車中泊」をカーシェアで楽しむための準備とポイント【初心者向け】

BBQガーデンではテーブルやイス、食器、コンロといったBBQ用の道具一式を貸してくれる。食材はつどいの市場で購入して持ち込めるので、事前の準備は一切必要ない
BBQガーデン、車中泊スペースの利用は、事前の予約が必要

▼道の駅むつざわ つどいの郷
住所:千葉県長生郡睦沢町森2番1
駐車場:あり(無料)
URL:https://mutsuzawa-swt.jp/

贅沢にモッツァレラを盛ったマルゲリータで至福のランチタイムを

取材日はとても暑く、ランチは涼しげな景色を眺めながらいただきたい気分に。そこで高滝湖のほとりにお店を構える「PIZZERIA BOSSO市原店(以下、ボッソ)」へと車を走らせます。ボッソは市原湖畔美術館の敷地内で営業していますが、入場や駐車場の利用は無料です。

道の駅むつざわからボッソまで20キロほど。のどかな山里風景に和みながらのドライブだ
駐車場は市原湖畔美術館と共有。入口は高東橋を渡ってすぐ
ボッソは市原湖畔美術館の敷地の一番奥、高滝湖のほとりに。入店がお昼過ぎだったこともあり、既に何品かは売り切れていた

客席に大きなガラス窓を設け、広々とした景観を確保した造り。高滝湖を望みながら食事をいただくことができます。

PIZZERIAの名称の通り、ボッソはピッツァを専門にするお店。使用する食材は房総産にこだわり、モッツァレラチーズもいすみ市の専門店「よじゅえもんのチーズ工房」から取り寄せているそう。

メニューはどれもこれも魅力的でしたが、ピッツァの定番「房総マルゲリータ」と、デザートも兼ねた「ドルチェピッツァ」をチョイス。あわせて「自家製ジンジャーエール」と、氷温熟成豆を用いた「アイスコーヒー」をオーダーしました。

「房総マルゲリータ」2,590円、「自家製ジンジャーエール」720円、「氷温熟成アイスコーヒー」500円(すべて税込み)

薪窯で焼きあげたピッツァはとても香ばしく、食感はもっちり。自家製のソースは深みのある酸味と甘みを感じさせ、モッツァレラから溢れるミルキーさと旨み、ジューシーさが、食べる手を止めさせません。ボリュームたっぷりのサイズなので2人でシェアしたのですが、これなら11枚完食できそうなくらいでした。

ピッツァを注文すると、房総野菜のピクルスが提供される。シンプルな味付けだからこそ、素材のおいしさが引き立つ
「ドルチェピッツァ」1,650円(税込み)

ドルチェピッツァは、旬のフルーツとカスタードクリームをピザ生地で包み、ジェラートをトッピングした甘いピッツァ。この日の旬のフルーツはブルーベリーで、トッピングのジェラートにもブルーベリーが使われていました。

カスタードクリームは甘さひかえめで、ブルーベリーと見事に調和。ブルーベリーの酸味が、口の中を爽やかにしてくれます。生地の塩味がカスタードクリームの深い甘みを引き出し、同時にカスタードクリームの甘さが生地の繊細な味わいを高めます。甘じょっぱいおいしさの相乗効果にナイフとフォークが止まりません。

本格的なピッツァでお腹を満たし大満足なランチでした。ですが、房総野菜をあまり味わえなかったのが心残りなところ。再訪した際には、房総野菜たっぷりのピッツァをオーダーしたいと思います。

ボッソの裏手(店舗を正面から見て右奥側)には「藤原式揚水機」が
藤原式揚水機の先には湖上テラスがあり、先端から高滝湖をぐるりと見渡すことができる

▼PIZZERIA BOSSO市原店
住所:千葉県市原市不入75-1(市原湖畔美術館内)
駐車場:あり(無料:市原湖畔美術館と供用)
URL:https://www.beat-itn.com/

レイクラインと高滝ダムで高滝湖の魅力に包まれる

高滝湖には「レイクライン」と呼ばれる、レイクビューを楽しみながらドライブができるコースが設定されています。市原湖畔美術館の駐車場を出発し、レイクラインを通って、高滝ダムを目指してみました。

高滝湖を横断する加茂橋(かもばし)はレイクラインを象徴する存在
加茂橋からボッソ側に視線を向けると、ヤゴから羽化するトンボのオブジェが見える

高滝湖は高滝ダムと共に生まれた人造湖で、千葉県内で最大の貯水面積を有します。夏期はブラックバス釣り、冬期はワカサギ釣りのスポットとして知られ、1年を通して多くの釣り客や観光客が訪れます。

過去、養老川はいくたびも氾濫して甚大な被害を与えており、地域の住民より本格的な整備が望まれていました。また人口の増加に対応する必要もあり、千葉県は1970年に養老川をせき止める多目的ダムの計画に着手。1990年に高滝ダムは完成しました。

膨大な量の水をせき止めるダムの姿を眺めていると、その力強さに圧倒されます。

高滝ダムはダム上を車で走行することができる。道幅はせまいので対向車には気を配ろう
高滝湖から見た高滝ダム。この日の貯水量は少なめ
下流側から見みた様子。高滝ダムの堤高は24.5メートルある

高滝ダムの西側に位置する「高滝ダム記念館」では、過去の高滝地区やダム建設の経緯、建設途中の様子などを知ることができます。

館内にはボッソの近くにあった藤原式揚水機の解説や模型もあり、深く理解することができた。また2階はレストランになっており、ダムを望みながらの食事を楽しめる

▼高滝ダム
住所:千葉県市原市養老468(高滝ダム管理事務所)
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.pref.chiba.lg.jp/d-takataki/index.html

睦沢町の旬の農産品と地産地消温泉からはじまり、高滝湖の景観を楽しみながらのランチ、そして湖畔ドライブを堪能した今回のお出かけ。高滝湖のほど近くに圏央道の市原鶴舞ICがあるので、帰りのアクセスがいいのもうれしいポイントです。涼しくなったらぜひ、訪れてみてください。

今回のドライブに使用したクルマ:マツダ「CX-3」

「ジェットブラックマイカ」のボディカラーは深みの中に螺鈿のような美しさが光る

マツダらしい流麗なデザインで人気のコンパクトクロスオーバーSUVCX-3」。1.5リッターのガソリンエンジンはパワフルで、合流の加速や高速道路の巡航で不足を感じることはありません。使い勝手も良く、細い道の多かった今回のドライブでは小回りのよさに助けられました。

特に感心したのが内装の質感のよさ。ステアリングやシフトレバーのさわり心地はとてもよく、運転を一層、楽しいものにしてくれました。

運転席前方に施されるアクティブ・ドライビング・ディスプレイにより、スピードやナビ情報を確認することができる。視線の移動を最小限にすることができるため、慣れるととても便利
ナビの操作はタッチパネル式ではなく、シフトレバー手前にあるダイヤルコンソールで行う

これからは涼しさも増して、お出かけにはぴったりのシーズンに。秋のドライブにも、ぜひ三井のカーシェアーズをご利用いただき、温泉やグルメをお楽しみください。

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<今回のドライブのカーシェア料金>
・車種クラス:ベーシック
・料金プラン:ベーシック
・時間料金:5,700円(12時間パック)
・距離料金:3,465円(21円×165km)
合計:9,165円

文:糸井 賢一
編集:わたなべひろみ/株式会社アケホノ+type-e

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