「新型RAV4」と「エクストレイル」を比較レビュー。使い勝手や荷室の広さに違いあり!

「ハリアー」や「フォレスター」「CX-5」など、人気モデルがひしめくミドルサイズSUV市場。そこに新たな注目モデルとして、トヨタ「新型RAV4」と日産「エクストレイル」が登場しました。さっそく2台を比較しながら解説していきましょう。

たくましいスタイルの「新型RAV4」

「新型RAV4」は、2025年末に発売された6世代目(日本では5世代目)。「RAV4」は、トヨタが世界180か国以上で販売するグローバルモデルだけに、フルモデルチェンジにも力が入っており、これまで培ってきた「RAV4らしさ」はそのままに、大きく進化しています。

ボディサイズは全長4,620mm×全幅1,880mm×全高1,680mm
ワンタッチで開閉できるパワーテールゲートを装備

今回、三井のカーシェアーズに導入されたのは、よりオフロード色の強い「Adventure」というグレード。専用デザインのフロントまわりや大型フェンダーモールなどにより、「Z」「GR SPORT」グレードよりも、たくましいスタイリングとなっています。

パワートレインは2.5リッターエンジン搭載のハイブリッド+電気式4WDの「E-Four」です。

大型ディスプレイを中心としたインテリア

オレンジのアクセントで"道具感"を演出するインテリアは、12.9インチの大型ディスプレイが目を引きます。このディスプレイでは、カーナビ・オーディオだけでなく、シートヒーターやステアリングヒーターなど、さまざまな機能の操作が可能です。もちろん、Bluetooth対応なので、スマートフォンを接続して音楽などを楽しむこともできます。

囲まれ感のある室内空間。エンジンスタートスイッチはハンドル左側の奥
シフトレバー前方にドライブモードのスイッチ、USB Type-Aジャック、「おくだけ充電」を装備
ETC車載器と給油口を開けるスイッチは運転席の右下方にある

後席も快適に過ごせる空間設計

ミドルサイズSUVだけあって、室内空間は余裕たっぷり。やや硬めのシートはサイズも大きめで、長距離ドライブにも向いていそうです。後席も広く、リクライニング機構やエアコン吹き出し口などがあり、快適に過ごすことができます。

合皮のシートがアウトドア感を演出。運転席のみ電動調整式
リクライニングできるシートは座り心地も抜群。広々とした足元空間にも注目

「ヤリスクロス」や「ライズ」をはじめとするコンパクトSUVでは、どうしても後席がタイトになってしまいがち。長距離のドライブなら、ミドルサイズSUVがおすすめです。

ゴルフバッグも余裕の荷室空間

後席に加え荷室が広いのも、ミドルサイズSUVの特徴の一つ。キャンプなどのアウトドアを楽しみたい方にとって、この広さは大きなメリットでしょう。ゴルフバッグも横に倒して載せることができました。

荷室の最大幅は1,386mm。奥行きは5名乗車時で961mmを確保
最大幅部分ではゴルフバッグを横倒しにして載せることができた

なお、「エクストレイル」の荷室最大幅は1,325mmで、「新型RAV4」のほうが60mm広く、この差がゴルフバッグを積載する際の余裕に大きく影響していました。

>>>「ゴルフバック」どうやって載せる? 車種別おすすめの積み方

「e‑POWER」の走りも特徴的な「エクストレイル」

「エクストレイル」も詳しく見ていきましょう。現行「エクストレイル」は2022年に登場し、タフさを強めたデザインと第2世代「e‑POWER」を搭載したことで、話題となりました。こちらも世界で販売されるグローバルモデルです。

ボディサイズは全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mm
フェンダーの張り出しが少ない分「新型RAV4」よりスリム

三井のカーシェアーズで導入した「エクストレイル」は「S」グレードで、「新型RAV4」とは異なり2WDとなります。

日産の「e‑POWER」パワートレインは、1.5リッターエンジンを発電用のみに使い、走行(駆動)はすべて電気モーターで行います。そのため走りはEV(電気自動車)のようで、エンジンの力も活用するトヨタのハイブリッドとは走行感覚が異なります。アクセルペダルだけで加減速の調整ができる、「e-Pedal」機能も搭載。

インテリアはスタイリッシュでアーバンな雰囲気

インテリアは、「新型RAV4」よりもアーバン(都会的)な雰囲気。運転席に座ったときの印象も、囲まれ感の強い「新型RAV4」より乗用車感覚が強いと言えるでしょう。

カーナビは三井のカーシェアーズ共通仕様のカロッツェリアナビ(Bluetooth対応)を搭載
エンジンスタートボタンはシフトレバー前方。エアコンパネルの下にある
電気式シフトレバーを採用。その前方に「e-Pedal」のボタンを設置

「エクストレイル」には給油口を開けるためのスイッチやレバーはありません。給油時は給油口を直接押して開けるタイプとなっていますのでご注意ください。

給油口はそのまま押して開ける。給油キャップのないキャップレスタイプのため、そのまま給油ノズルを差し込む

後席にもスライド機構を搭載

乗用車のような室内空間が特徴の「エクストレイル」。シートはやさしく包みこまれるような座り心地で、硬めの「新型RAV4」のシートとはまた異なるよさがあります。後席はスライド機構が備わっており、最後方まで下げるとミニバンのようなゆとりある足元空間が現れます。荷物の量に応じてアレンジできる、対応力の高さが特徴です。

運転席シートの調整は手動式。ランバーサポート(腰の調整)のみ電動
シートを最後方まで下げれば、広々とした空間が
最前方までスライドさせるとこんな具合。その分、荷室は広くなる

なお、「エクストレイル」の後席にも、エアコンの吹き出し口とUSB Type-Aジャックが装備されています。

シートアレンジで拡大できる荷室の使い勝手

荷室の広さは、幅こそ「新型RAV4」に分がありますが、それでもゴルフバッグの横積みが可能。後席シートのスライド機構を使えば、奥行きを拡大でき、使い方によっては「新型RAV4」以上の空間を作り出すことができます。

後席を最後方にスライドさせた状態で「新型RAV4」と同程度の奥行きがある
荷室幅では「新型RAV4」に分があるとはいえ、ゴルフバッグを横に倒すと載せられる

>>>買い物やアウトドアに役立つ! 上手な「荷物の載せ方」

ミドルサイズSUVの運転は難しい?

ミドルサイズSUVというと、「車体が大きくて運転が難しいのでは?」と思う方もいるかもしれません。確かに、車幅は「新型RAV4」が1,880mm、「エクストレイル」が1,840mmと、1,700mm程度のコンパクトSUVよりも広く、狭い道などでは気を使う場面もあります。

しかし、「新型RAV4」、「エクストレイル」とも、ボンネットの両端が盛り上がった形状となっていて、車両感覚がつかみやすいようにデザインされています。そのため思ったより運転はしやすくなっているのです。

「新型RAV4」の運転席からの景色。ボンネットの先端がわかりやすい形状なのがありがたい

また、「新型RAV4」、「エクストレイル」とも上空から車両を見下ろしたような映像を表示できる全周囲モニターが装備されているので、駐車時も安心です。

「新型RAV4」の全周囲カメラの映像
「エクストレイル」は常に広くクリアな視界を保つデジタルインナーミラーも装備

その他、「新型RAV4」には、運転の状況に応じてリスクを先読みし、ブレーキやステアリング操作をサポートする「PDA(プロアクティブドライビングアシスト)」、「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」も搭載しています。

三井のカーシェアーズで導入している「エクストレイル」はプロパイロット非装備モデルで、クルーズコントロールも非追従タイプとなりますので、ご注意ください。

>>クルマのプロが教える「車両感覚のつかみ方」

「新型RAV4」・「エクストレイル」の料金

「新型RAV4」「エクストレイル」とも、三井のカーシェアーズでは車種クラスが「ミドルプラス」となり、ベーシックプランの場合、以下の料金でご利用いただけます。

「ミドルプラス」には、その他にも「新型フォレスター」「ハリアー」「ハリアーHYBRID」「ZR-V」「CX-60」「CX-60 PHEV」「エクリプス クロス PHEV」「レイバック」といったSUVを導入しています。

同じミドルサイズSUVでも、個性はそれぞれ。ぜひ、さまざまな車種を選んで実際に運転し、お気に入りの1台を見つけてください。購入検討時のロング試乗にもおすすめです。

>>>最新の料金情報はこちら

取材・文:木谷宗義/type-e
編集:わたなべひろみ/アケホノ+type-e

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